ニューヨーク(CNNMoney) マイクロソフトは14日、米司法省を相手取り訴訟を起こした。連邦当局の職員が日常的かつ秘密裏に同社の顧客の個人情報を調査していることに対して異議を唱えたものだ。 マイクロソフトは訴状で、憲法違反にあたる方針を採用し同社の顧客データを調査しているとして、連邦政府を批判。この問題について公にしないよう連邦政府が同社に圧力をかけているとも批判した。 マイクロソフトによると、連邦裁判所の判事は過去18カ月で、同社の顧客に対する2600回の秘密調査を承認した。うち3分の2のケースでは、マイクロソフトは顧客に調査対象となっていることを通知することもできなかったという。 訴状では「マイクロソフトの顧客は、政府が令状を取得して顧客の電子メールを読む場合、これを知る権利があり、マイクロソフトもこれを顧客に通知する権利があるため、今回の提訴に至った」としている。
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