ロンドン(CNNMoney) 世界最大の石油企業であるサウジアラビアの国営サウジアラムコは9日までに、同社もしくは一部の子会社の株式上場などを含む民間投資の受け入れ策を検討していることを明らかにした。 サウジ政府は過去10年で最低水準とされる原油安に襲われて厳しい財政難に直面しており、株式上場で歳入確保を図る狙いとみられる。 同社は世界の原油生産量のうち12%を占める。確認済みの埋蔵量でも世界全体の約15%に当たる約2610億バレルを押さえている。 石油関連収入はサウジの財源の75%に達する。しかし、長期化する原油安で歳入は目減りしており、支出削減やガソリン価格を50%値上げするなどの対応策を強いられている。2015年の国家予算は約1000億ドルの赤字ともなっていた。 原油価格は過去18カ月の間、1バレル=100ドル超から同33ドル超に大幅に下落している。 米シンクタンクのブルッキングス研
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