ディー・エヌ・エー(DeNA)が2020年3月期、上場以来初めての通期赤字を出す見通しであることが明らかになった。第3四半期(10~12月期)にアメリカ子会社ののれん代など、減損損失493億円を計上した影響という。 【全画像をみる】「DeNA最終赤字」は警鐘にすぎない。上場企業「スマホゲーム一本足打法」の逃れがたいリスク 株価は発表前(2月5日)の1769円から1555円(10日)へと10%以上下落した。 2018年8月、筆者はBusiness Insider Japanへの寄稿で、環境に合わせて柔軟な業態転換を図る「メタモルフォーゼ型」企業の経営手法を紹介し、その例としてモバイルゲーム業界を取り上げた。 今回、DeNAがゲーム事業の不振を報じられたことから、漠然とでも「ゲームビジネスはヒットタイトルが出ているときはいいが、それがなくなった場合のリスクが大きいのでは」と考えた方も多いのでは