曺監督も自画自賛したナイスゲームで川崎を下した湘南。アリソンの決勝点には、チームプレーの精神も凝縮。 (C) SOCCER DIGEST 画像を見る 川崎を2-1の逆転で退けた湘南の曺監督は、この試合を「映画のようだった」と評した。 「最初の笛から最後の笛まで一つひとつのプレーにエネルギーがあって、映画を見ているようなシーンがたくさんあった。本当にスリリングな、とてもいいゲームだったと思う」 私も同感だ。とてもいいものを見させてもらったと思う。 この試合ではいくつもいいプレーが飛び出したが、その中でも強く印象に残ったのがアリソンが決めた2点目の崩しである。 中盤で敵のパスをカットした湘南は手数をかけず、縦へ縦へとパスをつないで敵の背後を取っていき、右サイドから永木が果敢に仕掛ける。永木は内へ内へと切れ込み、シュートを恐れた敵は大外から一気に駆け上がる古林をフリーにせざるをえなくなった。 永