ある大手IT企業のマネジャー向け研修を見学。ハッとしたのは講師の話が半分以上「小話」だったこと。もっとハッとしたのは、それが面白くてためになったこと。話が脱線しそうで脱線しない。時間がオーバーしそうでオーバーしない。こりゃアートだと感服。 スピーチにおける小話(自分の経験や見聞きしたエピソードなど具体的な事例)の有用性についてはデール・カーネギーの本に譲ります。とにかく小話は大事で、もっとそのストックを増やすべきだと実感しました。 特に質疑応答のときなんかに「私も似たような経験があります。もう3年近く前ですが…そこでもやはり有効だったのは…」みたいにミニエピソードで応酬できると臨場感があってよいですね。 小話のストックを増やすために重要なのは、まず現場経験を積むこと。そしてそれ以上に重要なのは、その経験を振り返り、学びを引き出し、小話としてパッケージ化すること。少なくとも僕には、意味のある