物理的に離れたコンピュータのプログラム間で情報を交換できることは、今日の企業における標準的な要件の1つだ。そしてリモートリソースへの最も一般的なアクセス方法が、HTTPによるサーバからクライアントへのHTMLファイルの転送、要するにWebサイトである。こうした情報伝達のやり方が功を奏している理由は、シンプルで身近に利用できるテクノロジと標準規格が使われている点にある。しかし、Webサイトには根本的な限界がある。Webページの情報を理解できるのは人間だけで、コンピュータにはそれができないことだ。 Webサービスは、コンピュータどうしを直接結んでリモートリソースにアクセスする方法の1つである。本稿では、SOAPのような基本的なWebサービス標準規格と、WS-*規格群として知られる高度な拡張機能を紹介する。 Webサービスがほかの手法と違うのは、シンプルなXMLメッセージを使って情報を送る、転送
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