2023年11月28日のブックマーク (3件)

  • 疲れ果てたパワーカップル、「隠れ貧困」のリスク

    時間はお金で買えるのか 共働きの子育ては忙しく時間にゆとりがないことを数字で表したデータがあります。石井加代子氏と浦川邦夫氏の研究では、子育て中の親が自分の裁量で過ごせる時間は共働き世帯で低いことを示しています。 6歳未満の子どもが2人以上いる共働き世帯では、1日の総時間から、睡眠事などの基礎的な活動時間と家事労働時間、労働時間と通勤時間を差し引いた「裁量時間」が平均して週に5.1時間であるというものです。これは共働きでない家族世帯を含めた全体平均(30.5時間/週)の6分の1しかありません(「所得と時間の貧困からみる正規・非正規の格差」2017年)。 この研究では、必要な最低限の家事時間さえ確保することができない状態を「時間貧困」と定義していますが、6歳未満の子どもが2人以上いる共働き世帯の39.6%が該当すると指摘しています。共働きをすることで額面上は収入を増やすことができても、忙

    疲れ果てたパワーカップル、「隠れ貧困」のリスク
    kazu111
    kazu111 2023/11/28
    共働きフルタイムでないと子育てできない首都圏ファミリーの「時間の貧困」問題。「勤労者が住むにはあまりに高過ぎる不動産価格」のため、「通勤時間の長期化」と「パワーカップル化」による時間の貧困問題
  • ノア・スミス「1997年から日本経済がどれほど不調だったか」(2023年11月26日)

    通説では,1990年にかの不動産バブルがはじけてから日は「失われた○十年」に苦しんできたという話になっている.実のところ,一人あたり GDP を見ると,他の豊かな国々にくらべて日の実績が見劣りしはじめた起点は1990年ではなく1997年に思える.97年といえば,アジア金融危機のあった頃だ. この「失われた○十年」論に対して典型的に向けられる反論では,こう語られる――日が停滞しているように見えるのは,大半が人口の高齢化によるものであって,実際の生産性で見ると日は2000年頃から問題なくやっている.新しく出た Fernandez-Villaverde, Ventura, & Yao の論文は,こう主張している: 多くの先進諸国では,この数十年で,高齢化にともなって,一人あたり GDP成長と労働年齢の成人一人あたり GDP 成長のちがいは大きくなってきている.日のように一人あたり GD

    ノア・スミス「1997年から日本経済がどれほど不調だったか」(2023年11月26日)
    kazu111
    kazu111 2023/11/28
    「成人一人あたりのGDP」は負けておらず、「無策の東京一極集中にともなう超少子高齢化による成人人口の急減」を補うために、本来なら働かない年齢の人が働いて数値が低下していると。さらに高齢化で起業率も落ち
  • 「底辺や低学歴はゲームが好き」これって社会科学の分野ではよく知られた概念だけど、何で炎上してるんだ?教職課程とかでもやるじゃん

    吉田で貧困論や格差社会論とかを研究・貧困調査していた増田だけど、 (今はしがないサラリーパーソン) 昨日底辺や低学歴の男がゲーム好きなのはなぜ?っていうエントリが投稿されてて コメントもいっぱいついてたので見てみた すると、「高学歴や金持ちの方がの方がゲーム好き」とか「低学歴ゲームしない」コメントが結構散見された 「底辺や低学歴ゲームを好む」って、社会政策学や教育学等 社会科学の分野ではよく知られた当然の知識だと思ってたけど、世間一般ではあまり知られてないんだなあって思った 例えば、近くにあった論文で言えば ヤンキー等底辺高校の生態形について初めて研究したと言われている「ヤンチャな子らのエスノグラフィー(青弓社)」でも 底辺高校の生徒の大部分はゲームが好きな『陰キャ』だと観察されてるし また、都市下層階級の労働者(派遣や日雇など)もゲーム好きだと報告されている先行研究(近くにあった

    「底辺や低学歴はゲームが好き」これって社会科学の分野ではよく知られた概念だけど、何で炎上してるんだ?教職課程とかでもやるじゃん
    kazu111
    kazu111 2023/11/28
    具体例を「抽象化」して考えるべきだわ。据え置きゲーム機は「指と頭を同時に使う作業であり、適切な利用ならピアノと効能は変わらない」。ゲームやスマホは「時間泥棒」であり、勉強時間と睡眠時間を盗む弱点もある