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  • 『鶴見俊輔伝』 黒川創 | 新潮社

    鶴見俊輔の晩年、八〇歳を過ぎたころから、泊まりがけの所用などに同行する機会が増えた。以前は、重いボストンバッグ(対談相手の著書などに付箋をたくさん貼りつけ、いつもどっさり持ち歩いていた)を提げ、どこにでも一人で出向いていく人だった。荷物をお持ちしましょう、席を譲りましょう、と勧められても、頑なに辞退していた。 だが、相次ぐ大病と手術をはさんで、足取りはじょじょにおぼつかなくなり、耳も遠くなる。それでも、この人は出歩くことをやめない。講演などの依頼された仕事だけでなく、自分からも新たな共同の計画を発案し、人に呼びかけ、さらなる実行に出ようとした。 とはいえ、混みあう駅のコンコースの雑踏で、先を急ぐ旅行者にぶつかられるのはこわい。背後から押されたりして、よろけると、もはや体勢を立てなおすのも難しい。 私は、そのころ東京で暮らしていた。だから、京都から鶴見が出向いてくるときには、互いの都合が合え

    『鶴見俊輔伝』 黒川創 | 新潮社
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    kazu_y 2020/09/29
  • 待望の新作がついに!!!

    今日、十二月十二日「十二国記の日」に、嬉しいお知らせがあります。 新作の第一稿が届きました! 長年にわたりお待ちいただいた作品は、400字で約2500枚の大巨編になりました。 物語の舞台は戴国です――。 小野先生の作家生活30周年にあたる今年、このような大作を執筆いただいたことに感謝し、 待ち続けてくださった読者の皆様に御礼申し上げます。 これからお原稿の手直し、イラストの準備などづくりが始まります。 よって、発売日はまだ決定しておりませんが、来年2019年に刊行されることは間違いありません。 第一報はこの公式サイトで発表するとお伝えしておりましたが、 奇しくも「十二国記の日」に、お届けできました。 今後とも詳しい情報を順次ご案内できるよう、邁進いたします。 引き続きご支援いただけますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。 2018年12月12日 「十二国記」スタッフ一同

    待望の新作がついに!!!
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    kazu_y 2018/12/12
  • 『民主主義の死に方―二極化する政治が招く独裁への道―』 スティーブン・レビツキー、ダニエル・ジブラット、濱野大道/訳 | 新潮社

    このの最も重要なポイントは民主的な政治システムを成立させている「精神論」の考察にある。 独裁者――もしくは独裁者的な気質をもつ指導者――が民主的な手続きを経て誕生する。彼らは異論を唱える政敵やメディアを公然と批判して二極化を促し、ライバルはすべて敵として扱い、「寛容」は悪しき慣習として排除し、毅然と決断するリーダーとして振る舞う――。ハーバード大で教鞭をとる筆者たちが、トランプ政権を念頭に民主主義の歴史を振り返る議論そのものは極めてオーソドックスで、これといった目新しさはない。 凡百の民主主義のジレンマ論と書が一線を画すのは、民主主義を成立させている精神=規範に着目したところだ。精神論という言葉を聞いたとき、思わず冷ややかな反応をしてしまう人も多いのではないだろうか。データ分析の時代においてデータに現れず、明確な基準がないふわっとしたものだからだ。「古くさい」「気持ちで解決ですか」とい

    『民主主義の死に方―二極化する政治が招く独裁への道―』 スティーブン・レビツキー、ダニエル・ジブラット、濱野大道/訳 | 新潮社
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    kazu_y 2018/11/13
  • 「新潮45」休刊のお知らせ| News Headlines | 新潮社

    まとめとは? 日常的な身の回りの出来事から、世界を揺るがすニュースまで、が扱うテーマは森羅万象。四季折々の年間イベント、仕事、暮らし、遊び、生きること、死ぬこと……。さまざまなテーマに沿うの扉をご用意しました。扉を開くと読書の興味がどこにあるのか見えてきます。

    「新潮45」休刊のお知らせ| News Headlines | 新潮社
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    kazu_y 2018/09/25
    思想の科学は天皇制特集号の断裁事件後に中央公論社と袂を分かって30余年自主刊行を続けた。新潮45編集部は今こそ気概を見せるべきでないか。/マルコポーロ がwillになったんだった。やっぱ気概なしでいいです。
  • 「群像」8月号、 『美しい顔』に関する告知文掲載に関して | News Headlines | 新潮社

    日「群像」8月号が発売され、「群像」6月号に掲載された北条裕子氏『美しい顔』に関して、石井光太氏の著作『遺体 震災、津波の果てに』を参考にしながら、参考文献として未掲載だったとの説明、及びそれに対する謝罪がなされました。また、来であれば「群像」6月号に掲載されるべきだった参考文献一覧も、あわせて掲載されました。 ここに至るまでの経緯の概要をご説明いたします。現在も協議は続いているため、やり取りの詳細などは控えさせて頂くこと、ご了承ください。 5月7日発売の「群像」6月号で上記の問題が生じたことを認識した講談社から、5月14日にまずは石井光太氏へ、両作品を比較した類似箇所のリストの提示、それを元にした事情説明と謝罪がありました。また『遺体』の版元であり、石井氏の代理人である弊社には、5月29日に同様の事情説明と謝罪がありました。29日の協議で、代理人である弊社が講談社に要望した主な点は以

    「群像」8月号、 『美しい顔』に関する告知文掲載に関して | News Headlines | 新潮社
    kazu_y
    kazu_y 2018/07/07
    「宴のあと」も「石に泳ぐ魚」も「不毛地帯」も新潮社なのでこの問題には当事者として年季が入っている感じ
  • スピードとパワーの源泉「情報共有」という組織原理 : シリコンバレーからの手紙 106

    情報を共有することによって生まれるスピードとパワーについて、私たちはもっと真剣に考える必要がある。そう強く思うようになったのは、私が(株)はてなに参画し、インターネットを駆使する若い世代の全く新しい仕事の仕方を経験してからだ。むろん従来型大組織だってインターネットを活用している。莫大なコストをかけたグループウェアが社内システムとして動き、誰もが電子メールを利用する。では最大の違いは何か。 私が、はてな仕事を始めてまず不思議に思ったのは、彼等が社内で電子メールをあまり使わないことだった。その代わり社員全員が、ビジョンや戦略の議論、新サービスのアイデアから、日常の相談事や業務報告に至るまで、ほぼすべての情報を、社内の誰もが読めるブログに書き込む形で公開し、瞬時に社員全員で共有するのである。特定の誰かに指示を仰ぐための質問、それに対する回答、普通なら直属の上司にまず報告すべき内容、すべていき

    kazu_y
    kazu_y 2005/07/21
    情報共有型組織原理
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