ブックマーク / originalnews.nico (5)

  • そして、叡王へ……【流れゆく水のように 豊島将之竜王・叡王インタビュー 第3章】

    取材・文/白鳥士郎 撮影/諏訪景子 関西将棋会館の3階にある棋士室は、奨励会員にならないと入ることができない、特別な場所だ。 この日も数人の奨励会員たちが集まって研究を行っていたが、練習将棋を指している者はいなかった。 豊島に、かつてよく座っていた対局用の長机に盤駒を置いて、座ってもらった。 「高校生になったら、よく来るようになりました」 駒を並べながら、豊島は懐かしそうに当時のことを語る。 言葉数は多くないし、マスクをしているから表情はわからなかったが、他の場所にいるときよりも楽しそうな雰囲気が伝わってきた。 「みんなで検討して、よく終電までいました。『帰りたくないな』って……」 『みんな』。 それは稲葉陽や糸谷哲郎や宮広志といった、同世代の仲間たち。プロ棋士だけではない。女流棋士や、プロになれなかった奨励会の仲間たち。 ライバルであると同時に、学校にいる同級生たちよりも深く価値観を共

    そして、叡王へ……【流れゆく水のように 豊島将之竜王・叡王インタビュー 第3章】
    kazu_y
    kazu_y 2021/05/26
  • 最強の棋士像【流れゆく水のように 豊島将之竜王・叡王インタビュー 第2章】

    取材・文/白鳥士郎 撮影/諏訪景子 豊島将之が将棋をはじめたのは4歳の頃だ。 5歳の時に訪れた関西将棋会館で指導棋士の土井春左右氏と出会い、その才能を見いだされた。土井氏から頼まれて幼い頃の豊島と関西将棋会館の道場で将棋を指したというエピソードは、何人もが語っている。 『短パンの勝負師』。 当時刊行されていた週刊将棋という業界紙は、そんな言葉と共に、大人相手に道場で将棋を指す幼い豊島の写真を掲載した。 7歳でアマ四段、9歳でアマ六段という驚異的な速度で成長すると、その勢いのまま9歳で関西奨励会に入った。 そして16歳でのプロ入り後も所属は関西のまま今に至るのだ。 5歳からずっと、豊島の棋歴は関西将棋会館と共にある。 その関西将棋会館が、2年後に高槻へ移転することになった。 なので今回のインタビューでは、豊島にとって関西将棋会館内の思い出深い場所で写真を撮影しようと考えた。新型コロナの影響で

    最強の棋士像【流れゆく水のように 豊島将之竜王・叡王インタビュー 第2章】
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    kazu_y 2021/05/25
  • 日本アニメが世界ヒットしても何故クリエイターにお金が届かなかったのか? エヴァでヨーロッパにアニメ再ブームを起こしたイタリア人の戦い

    のアニメが海外で大人気! と言われるが、その人気は一体どこから生まれてきたのだろうか。1990年年代から2000年代にかけてヨーロッパで巻き起こった日アニメの再ブーム。フランスでの『新世紀エヴァンゲリオン』の深夜放送がサッカーで中止となった際には約5000件の抗議電話が殺到したという。 そこには、発火点となった人物がいる。 イタリア出身のコルピ・フェデリコ氏だ。70年代に『UFOロボ グレンダイザー』などの日アニメブームの洗礼をうけ、1990年代に日へ留学。『世界名作劇場』で知られている日アニメーションの合作アニメの原作翻訳のアルバイトをきっかけに日とヨーロッパをアニメでつなぐビジネスに関わっていく。クリエイターへの報酬が少なすぎることへの疑問をきっかけに設立したライセンス事業は、それまでの粗悪な吹き替えを改善し、『エヴァンゲリオン』、『カウボーイビバップ』など今でも根強い人

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    kazu_y
    kazu_y 2018/02/26
  • 「プーチン×安倍首相会談の“惨敗”はウソ」? ロシア研究者・小泉悠が日露関係を解説

    昨年の12月に行われた、安倍首相とプーチン大統領による日露首脳会談。一部メディアでは「北方領土問題は一向に進展せず、経済協力だけを押し付けられた」との批判的な声も上がっている。しかし、日露会談は失敗だったのか? ロシア側の当の狙いと安倍政権の意図とは? ロシアとの友好関係は当に対中国への牽制になるのか? モーリー・ロバートソンチャンネルで公開中の動画『小泉悠×モーリー プーチンの国家戦略と北方領土』では、この日露首脳会談を切り口に、ロシア研究者・小泉悠氏による日露関係の解説が行われている。 安倍首相はプーチンに「一杯わされた」のか?モーリー: 安倍さんとプーチンさんの会談、これは結局なんだったのか、ということなのですが。 小泉: 12月の会談は、メディアなどには“外交敗戦”という捉えられ方がありますよね。確かに、日側が期待値を上げすぎてしまっていたことには間違いがなくて、「なんかプ

    「プーチン×安倍首相会談の“惨敗”はウソ」? ロシア研究者・小泉悠が日露関係を解説
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    kazu_y 2017/01/18
  • なぜ『シン・ゴジラ』はオタク女子たちをこんなにヒートアップさせるのか?萌えあり怒りあり怒涛の二時間トーク

    現在、大ヒット中の『シン・ゴジラ』。ゴジラといえば男性が好きな映画というイメージですが、12年ぶりに日で制作された今回の『シン・ゴジラ』は、女性人気の高さがネットでも話題です。先日は、「女性限定鑑賞会議」なるイベントも開催されるなど、ことオタク女子の心もがっちりつかんでいるもよう。この作品のどこにオタク女子たちはときめいたのか……。 そんな『シン・ゴジラ』を語るべく、世の女性たちを虜にしている「オタク女子文化」を徹底的に愛でて語り合う「オタク女子文化研究所」がひさびさに復活。「公務員萌え」「ゴジラの可愛さ」「ツボを押さえた出演者」の3つをテーマに『シン・ゴジラ』の魅力をオタ女視点で熱く語るのは、両角織江(編集者)、金田淳子(BL・やおい研究者)、西森路代(フリーライター)、ひらりさ(編集・ライター)の4人の女性たち。 さて、いったいどんな話が飛び出すのか… まず『シン・ゴジラ』を観た感想

    なぜ『シン・ゴジラ』はオタク女子たちをこんなにヒートアップさせるのか?萌えあり怒りあり怒涛の二時間トーク
    kazu_y
    kazu_y 2016/09/10
    進化概念についてはポケモン準拠でいいのでは
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