そして、叡王へ……【流れゆく水のように 豊島将之竜王・叡王インタビュー 第3章】

取材・文／白鳥士郎 撮影／諏訪景子 関西将棋会館の３階にある棋士室は、奨励会員にならないと入ることができない、特別な場所だ。 この日も数人の奨励会員たちが集まって研究を行っていたが、練習将棋を指している者はいなかった。 豊島に、かつてよく座っていた対局用の長机に盤駒を置いて、座ってもらった。 「高校生になったら、よく来るようになりました」 駒を並べながら、豊島は懐かしそうに当時のことを語る。 言葉数は多くないし、マスクをしているから表情はわからなかったが、他の場所にいるときよりも楽しそうな雰囲気が伝わってきた。 「みんなで検討して、よく終電までいました。『帰りたくないな』って……」 『みんな』。 それは稲葉陽や糸谷哲郎や宮本広志といった、同世代の仲間たち。プロ棋士だけではない。女流棋士や、プロになれなかった奨励会の仲間たち。 ライバルであると同時に、学校にいる同級生たちよりも深く価値観を共

[jessica_s3]

全編通して今まで聞いたことのなかったソフトとの付き合い方など濃厚なインタビューだった。昔、山崎八段が豊島竜王について「努力し続けられることが1番の才能」と言った意味と重さを理解した

[tanayuki00]

苦労してレールをつくった人よりレールに乗った人のほうが速く水準に到達できるが、その水準を超えるのは次のレールをつくる人。次のレールが登場するまでは、旧世代のレールをつくった人が優位に立ち続ける。

[BigHopeClasic]

“自分のやっている『強くなるメソッド』が確立できたら、いつか発表したいという気持ちはあります”そうか、森内が考えているようなことを豊島も考えているのか。

[khtokage]

相変わらず良い記事だ。　諏訪さん、調べたら女流アマ名人戦3位とかの方なのか。Youtubeが何気に良さげ https://www.youtube.com/user/swkk81 　あと豊島先生の率直な話は大晦日ライバルズ https://live.nicovideo.jp/watch/lv329454901 もお勧め。

[sin20xx]

先日の王位戦挑戦者決定戦を見ていて、羽生九段の攻めは明らかに無理攻めではあったけど、実際は打開策の一つでは明らかにあった。雰囲気的にあの状況を作り出すという思考がおそらくトップ10人の思考なのかなと思う

[cliphit]

"しかし現実は、非効率な試行錯誤を続けた羽生世代が、長く将棋界のトップに立ち続ける~羽生世代が５０代を迎えても力強く第一線で戦い続ける理由が試行錯誤なのだとしたら、豊島もまた、長く第一線で戦い続ける"

[prdxa]

“どっちも応援しません”は今も印象に残ってる。

[FutureIsWhatWeAre]

3回目だからってドラクエ3のコピー踏襲しなくてもさ

[pero_pero]

3章とも読み応えがあった。

[around89n]

同じ感想をもった方は多いと思うのだけど、すごく人間っぽくそして深く話してくれたと思う。最後の師匠(桐山九段)からのくだりが特に好きです。弟子を持った豊島竜王・叡王はどんな感じかな？楽しみ。記事に感謝！