「世界で最も危険なUSBケーブル」が、またしてもアップデートされた。200ドル(約2万8000円)以下の価格で一般向けに販売されている。 2019年にオリジナル版が発売されて話題となった「OMGケーブル」の最新版となる「OMG Elite」は、何の変哲もないケーブルに見え、サイズもiPhoneの純正ケーブルとまったく同じだが、中にはWi-Fiアクセスポイントが仕込まれており、近隣にいるハッカーが、ワイヤレス機能を使って端末にアクセスすることを可能にする。 キーボードから入力された文字や認証情報を盗み、データを流出させ、端末にマルウェアを送り込むことも可能だ。攻撃者は離れた場所からこの小さなデバイスに直接ログインすることができる。攻撃を受けている人はおそらく、それにまったく気づかないだろう。 開発者のマイク・グローバーは筆者の取材に「新たにリリースしたEliteシリーズは、いくつかの興味深い