やっと夏らしくなりましたが、里山では秋の気配が感じられます。町内林道をスクーターで探索中に、リョウブの花がやや旬を過ぎ傍らに山栗が実を付けていました。 リョウブ(令法、学名は、Clethra barbinervis)は、リョウブ科の落葉小高木で、若葉は山菜とされ、庭木としても植えられることもあります。 日本全国の山間に見られる落葉樹で、6月から8月にかけて穂状の白い花を咲かせ、蝶や蜂が蜜を求めて集まります。 花には同時期に咲くシナノキやボダイジュに通じる芳香があります。 リョウブという名は、飢饉に備えて貯蔵と採取を「令法(りょうぼう)」によって命じたという歴史に由来します。 別名の「ハタツモリ」も関連し、事前に収穫量を見積もって畑に植えたことに由来します。 食用となるのは若菜で、アクがなく、生のまま食べることもできますが、一般的にはお湯を通し、乾燥させたものを御飯や団子に混ぜて食べたり、天
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