自民党は16日告示の衆院3補選で唯一、公認候補を擁立する島根1区に総力戦で臨む構えだ。島根でも勝利を逃し「自民全敗」となれば岸田文雄首相(自民総裁)の9月の党総裁選再選戦略が揺らぎかねないためで、岸田首相は自らてこ入れに乗り出した。 「政治の信頼回復への取り組み、経済再生への実感を国民にお届けする具体策、内外のいろいろな課題への答えを出す実行力などを訴え、全力で戦っていきたい」。岸田首相は15日夕方の党役員会でそう語り、島根1区補選に挙党態勢で臨むよう指示した。 これに先立つ同日昼には、公明党の山口那津男代表と首相官邸で会談し「自民党として最大限の力を出せるように、これからしっかり取り組んでいきたい」と訴えた。公明はこれを受けて同日、島根1区で自民が擁立した元財務省中国財務局長の新人、錦織功政氏の推薦を決定。告示前日に自公の協力態勢がようやくまとまった。 岸田首相は16日の錦織氏の出陣式に
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