OpenBSD (4.2 の予約受付中) がPCC をソースツリーに入れました。(コミットログ) OpenBSD は以前から GCC の最適化重視路線に反発を強めていたため、 NetBSD の i386 ユーザスペースをビルド可能 になった Anders Magnusson 版 PCC に飛び付いたようです。 まだバグや未実装機能がありますが、コンパイル速度 (出力コードの速度ではなく) が GCC の数倍ということで、 もしデフォルト cc に採用されれば、開発時間の有効利用につながりそうです。また、GCC とは違うエラーチェックにより、 既にコード品質の改善に役立っています。 なお、PCC と言えば 4.3BSD 時代には "The Compiler" だったようで、 ちょっとした歴史のあるコンパイラです。 言語依存部分と非依存部分が分離されているため、他言語への拡張も可能のようです。