SELECT文の統合「UNION」 今回は、問い合わせの統合(UNION)と、NULLに関連するトピックを解説し、SELECT文の最後の回とします。 UNION句を使用すると、これまでに使用してきたSQL文の結果を統合して、1つの結果とすることができます。これは、四半期ごとの売り上げデータを別のテーブルに持っている場合に、集計した結果を1つの表として参照したい場合など、複数の問い合わせ結果のマージを実施したい場合に役立ちます。 今回は、製品ごとに付けられた単価のパターンをすべて洗い出す、というSQL文を作成してみましょう。製品の単価は、製品マスターテーブル(Products)に基本となる単価が保存されています。また、取引ごとに製品の単価を決定しているので、注文の明細テーブル(Order Details)にも、その取引における製品の単価が登録されています。これらの2つのテーブルからの別々の問