仕事に熱意を持つことは一般的には良いこととされていますが、「過ぎたるは及ばざるがごとし」。行き過ぎると、かえって自分のココロとキャリアを損なうおそれがあるそうです。 認知科学者のScott Barry Kaufman氏は、米ビジネス誌『Harvard Business Review』で、このテーマについて採りあげ、「情熱を持ちすぎることは危険だ」と指摘しています。 Kaufman氏によると、情熱には、「調和のとれたもの」と「強迫観念」とで、違いがあるとか。前者は、仕事が終わったら仕事から自分を切り離し、仕事以外の生活に移ることができる一方、後者は、いつまでも仕事のことが頭を離れません。 燃え尽き症候群に関する最近の研究では、2つの異なる国で、6ヶ月間看護師さんのグループを調査。その結果、強迫観念めいた情熱を持っている人は、調和のとれた情熱を持つ人に比べて、燃え尽き症候群になる確率が高いこと