OS XやiOSの、ネイティブなアプリケーション開発言語として使われているObjecitve-C。この歴史はかなり古く、最初に開発されたのはMac本体とほぼ同時期となる30年前。ただし、最初からMac OSがObjective-Cを採用していたわけではなく、当初、両者の間にはまったく接点すらなかった。当時のMac OSはそのアプリも含め、オブジェクト指向以前のPascalや、CPUの機械語を直接プログラムするアセンブラによって開発されていた。 Objecitve-Cを最初に採用したのはNeXT アップルとは何の関係もなく開発されたObjecitve-Cを最初に採用したのは、アップルを追い出されるようにして飛び出したジョブズが新たに起こしたコンピューターメーカー、NeXTだった。NeXTでは、アプリだけでなく、アプリ実行環境、OSの一部までもObjective-Cによって記述し、当時としては