投資環境、金融市場、経済の発達した現代においては、度を過ぎたリスクに走らない限り、一定量を超える原資を大幅に失う可能性は低く、逆にそれを自己増殖させるに足る安定的な運用を行える可能性が高まっている。 過去においては、資産を分散させリスクを低減させることが極めて難しかった。それは株式市場も未成熟であり、債券市場や、住宅市場へのアクセスが限定的であっただけではなく、他国の市場へのアクセスが困難であり、しかも高度なリスク回避アルゴリズムといった金融手法が少なくとも一般的ではなかったからである。 しかし、今はそのようなことはない。不動産を1億円で5%で回し、株式1億円から2%の配当を得て、各国の国債計1億円から3%のリターンを得れれば、それだけで1000万円である。これが6億円なら2000万円。昔に比べれば、はるかにリスクをコントロールした上での運用が出来るようになっている。 昔と違い、自分