従軍慰安婦問題の発言が女性の反感を招いて維新の支持率が下がっているという物語があるらしい。これが偽史の作られ方である。偽りの解釈が生み出され、流布し、誰の内面も反映してないことが思想的事実として確立させられる。 恐るべきことは、ネットユーザーでさえ、慰安婦問題が鍵だと思っているらしいことだ。彼らの知能指数が低いのは知っているが、メディアに疑いすら持たないらしい。 政治の票なんて、組織か仮想敵かどちらかである。創価学会だから公明党に入れるとか、労働組合だから民主党に入れるとか、そういう組織の論理である。維新はこのような組織を持たない。だから仮想敵が必要なのだ。今までは公務員への憎悪で維新は維持されていた。公務員に煮え湯を飲まされた経験のある連中が恨みのエネルギーで維新を支持していたのだ。しかし、公務員への憎悪で集票するパターンは影を潜めてしまった。公務員のコネ採用の問題などはアンタッチャブル