ウェブ時代になって末端市民の声が世の中に届きやすくなったんだけどさ、まあこれは新聞の投書欄とかラジオのお便りコーナーみたいなものでそれほど大きな影響力はないんだよね。とは言っても、例の「日本死ね」みたいな増田が国会で取り上げられる程度には風を送ることが出来るようにはなっている。 でも、こういう声って実際のところ、単なる不満とか怒りであって具体的に政治的な主張を意味しているわけではなかったりする。未だに政治は市民が作り上げていくものというよりは政治は利権代表のあの人がやってくれるっていう意識が強いんだと思うけど、だから「俺らは文句をいう人、お前らはそれを汲んで何とかする人」みたいな役割分担になっている。自分の意に沿うような政策は支持するけど「社会のために」こういう政策を考えてくださいみたいな動きはごく少ない(もちろん、ミクロレベルでのお願いはコネがあればされることも多いと思うけど)。 だから