EMCのセキュリティ部門RSA Securityは3月12日、月例セキュリティレポートを通じて、POS端末からクレジットカード情報などを盗み出す新たなマルウェア「vSkimmer」の開発がアンダーグラウンドで進んでいると報告した。昨年後半に欧米など約40カ国で感染が広がったマルウェア「Dexter」に代わる脅威になるとの見方を示す。 Dexterは、WindowsベースのPOSシステムに感染するマルウェアで、クレジットカードの磁気ストライプ情報を盗み出すのが特徴。従来は犯罪者が直接POS端末にマルウェアを侵入させるなど手間があったが、Dexterではインターネット経由で感染させることができてしまうという。 RSAによれば、Dexterは犯罪者が手軽に攻撃を仕掛けられる点が「人気」だったものの、アンダーグラウンドで流通しなかった点が「不満」になっていた。これを受けて「vSkimmer」が