5月末から6月にかけて、米国出張で2週間ほどAndroid端末を使う機会があった。使ってみると、同世代のスマートフォンとして競争相手であるiPhoneとの違いにいくつか気付いた。ここでは、私が気付いた両者の違いをざっくり主観を交えてまとめてみたい。 Android端末とiPhoneは、ケータイ、あるいはスマートフォンという文脈で考えれば、違いより、むしろ似ているところのほうが多い。両者とも、主にPC向けとして進化したモダンなOSとWebブラウザを搭載していて、タッチパネルを生かしたUIも同様だ。アプリケーションプラットフォームが開放されており、個人でもアプリ開発が可能という点も同じだ。Windows MobileやSymbian OSでも個人開発者によるアプリ開発は不可能ではなかったが、SDKの入手のしやすさや取っつきやすさ、ポータル的なマーケットの有無など違いは大きかった。iPhone向
2008/11/28 「よく誤解されるが、AndroidはWindowsやLinuxと同じ意味でのOSと思わないでほしい。OSにはLinuxを利用しているが、Androidが組み込み用に提供しているのはOS、フレームワーク、サービスで、それらを総称してわれわれはAndroidと呼んでいる」 11月28日に東京・目黒で行われたモバイル関連技術のイベント「Tech-mobi2008」で講演したグーグルの門間純一氏は、2008年9月末にオープンソースとして公開されたばかりのAndroidについて、その特徴とメリットを改めて説明した。 マルチプロセスモデルを採用するワケ AndroidはLinuxカーネルの上にライブラリ、ランタイム、アプリケーションフレームワークの3層が乗る。カーネルの上にはWebKit、SQLite、OpenGL ES、FreeTypeなどOSSのライブラリに加え、グーグルが実
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く