街角から古(いにしえ)の響きが聞こえてくる── 西洋音楽が誕生し、楽器の音や歌声が街にあふれた時代へ。 アルテスの贈る古楽本シリーズ〈Booksウト〉、創刊第1弾! 西洋音楽が生まれた中世から18世紀末まで、ヨーロッパの街と人と音楽とのつながりをたどる紀行エッセイ。 訪れるのは、ヴェネツィア(イタリア)やアントウェルペン(ベルギー)といった有名都市から、ザンクト・ガレン(スイス)、クレモナ(イタリア)、ツェルプスト(ドイツ)などの隠れた名都、さらにはキプロス島や中南米まで足を伸ばします。 歴史と旅をこよなく愛するチェンバロ奏者が案内するひと味違った音楽旅行へようこそ! プロフィール 渡邊温子(わたなべ・あつこ) 国立音楽大学、ドイツ・ヴュルツブルク音楽大学卒業。チェンバロを有田千代子、グレン・ウィルソン各氏に師事。2002年より3年間アメリカ・ワシントンD.C.に滞在。ワシントンD.C.、