将棋のトップ棋士、羽生善治三冠(45)が「不調」ではないかと、棋界で話題になっています。2016年に入り、王将戦の挑戦に失敗。自身ワーストとなる公式戦6連敗もあり、5月には28歳の若手、佐藤天彦八段(当時)を挑戦者に迎えた名人戦も1勝4敗で敗退、名人位を失いました。現在、防衛戦を行っている棋聖戦、王位戦もこれまでの羽生三冠らしからぬ将棋内容が目立っています。また、同年代のライバルで、十八世名人資格保持者の森内俊之九段(45)、永世棋聖資格保持者の佐藤康光九段(46)も、今年度は大きく負け越しています。元「週刊将棋」編集長の古作登氏(大阪商業大学アミューズメント産業研究所主任研究員)は「長きにわたって君臨した羽生世代だが、曲がり角の年齢に来たのではないか。ここ1年が羽生世代の分水嶺になる年になるかもしれない」とみています。 『ヒカルの碁』に続くか? 囲碁マンガ『星空のカラス』 羽生三冠、森内