東京ビッグサイトで開かれたJIMTOF2016(第28回日本国際工作機械見本市)は11月22日に6日間の会期を終え、盛況のうちに幕を閉じた。過去最大の出展規模となった今回は、2014年開催の前回より約1万1000人も多い14万7602人の来場者を集めた。会場で最も関心が高かったのが、各社がこぞって披露したIoT(モノのインターネット)だろう。このほかにも、金属3Dプリンターやロボットといった次世代モノづくりの主役たちの前には、何重もの人垣ができた。特に注目された製品、技術を紹介する。 JIMTOFは欧州の「欧州国際工作機械見本市(EMO)」、米国の「国際製造技術展(IMTS)」と並び、工作機械の3大見本市の一つに数えられる。JIMTOF2016は15年開催のEMO、今年9月のIMTSに比べても、IoTに関連した出展が際立って多く、より具体性のある内容だった。 今年のJIMTOFを象徴したの