【古墳王子の早口コラム】 はじめまして、小学生の頃から古墳の魅力に目覚め、訪ねた古墳は3000基以上の高校生、古墳王子です。 このコラムでは皆さんにディープでマニアックな古墳の魅力が伝わるよう、僕が感じた感動や発見をオタク特有の早口でお伝えしていきます。 今回のテーマは古墳の形、教科書でもおなじみ「前方後円墳」について。 もしかして最初はセクシー?箸墓古墳にみる前方後円墳のはじまり 小学校の歴史の教科書に必ず登場する、鍵穴のような形の前方後円墳は、定番すぎてみんな知ってるぐらいメジャーな古墳だと思います。 実はよーく観察していくと、同じ前方後円墳にも時代によって細かな違いがあるってご存じでしたか? まず有名なところでいえば、日本列島のどこかに卑弥呼がいた時代、今から約1800年ぐらい前に築造されたと考えられる古墳のなかでも最古級にあたる奈良県の箸墓古墳は、ただ丸に四角をくっつけただけではな