ブックマーク / note.com/hirayama_t (4)

  • 「相互理解」のアンチパターンとしてのメンヘラ.jp|ヒラヤマ タカシ

    論考の前提 「相互理解」=「決定的に対立する人々の間での、最低限の理解」 前回要約:「相互理解」のための「発話の場」を無前提に追求する勢力を広げていけばいいんじゃないか、というアイディア。詳しくは以下のnote参照。読まなくてもいいです。 とりあえず、「相互理解」のための勢力を徐々に広げていきたい、と誰かが考えたとしよう。 ただし、今、「成功例」はどこにもない。全くの理論的要請からまともなシステムにたどり着くのは流石に無理だろう。そこで、しばらくはアンチパターン、つまり、一見うまくいきそうだけど絶対に失敗する構造、を具体的な失敗例をもとに解析し、修正を試みるという形式で論考していく。 1.アンチパターンとしての"メンヘラ.jp"突然だが、みなさんは"メンヘラ.jp"という取り組みをご存知だろうか?下記に、簡単なコンセプト説明とクラウドファンディングの呼びかけページを貼っておく。 中々興味

    「相互理解」のアンチパターンとしてのメンヘラ.jp|ヒラヤマ タカシ
  • 平田オリザ氏、または演劇業界へのアドバイス:「敵」との和解、「敵」への寛容こそが「相互理解」の絶対必要条件|ヒラヤマ タカシ

    平田オリザ氏、または演劇業界へのアドバイス:「敵」との和解、「敵」への寛容こそが「相互理解」の絶対必要条件 前回、平田オリザ氏炎上が、今、対立する人間同士のコミュニケーションが実質不可能であることに起因すると論証した。そして、演劇業界はその被害を受けて、酷い炎上をうけている。このディスコミュニケーションを、どうやったら解決できるだろう? まず「敵」を助けるといいのではないか。 実は、「相互理解」とは、「敵」との和解。まさにこれのことだと思う。どういうことだろう? 「フェアネス」を受け入れて貰う前に、それが「フェア」だと、行動で示すことだ。もっというと、「フェアネス」は当は「フェア」でないと思われているし、かなりの場合、真実なので、「アンフェア」を先に、言葉ではなく行動で、解体しておく必要がある。 これって単なる相互利益保証?いや、実は、違う。これを「あらゆるフェアネス」にたいして実行でき

    平田オリザ氏、または演劇業界へのアドバイス:「敵」との和解、「敵」への寛容こそが「相互理解」の絶対必要条件|ヒラヤマ タカシ
  • テラスハウス事件:悪いのは山里亮太でも「匿名インターネット」でもなくリアリティー・ショーだ

    一応、立場を明らかにしておく。私は所謂「リアリティー・ショー」と呼ばれるものが個人的に大嫌いである。今回問題にしたい「テラスハウス」は一切視聴していないし、それ以外の様々なリアリティー・ショー、とくに恋愛などにかかわるものは、その内容が耳に入るだけでイラついてしまう。これは客観性のない、全く個人的な好みの問題だ。だから、中立性の観点から、当はあまり書きたい内容ではない。 しかし、件に関わり、人命が失われていること、のみならず、その全責任を、「匿名インターネット」「SNS」の誹謗中傷とか、出演者である山里亮太氏個人になんとか擦り付けようというさまざまな流れを観測し、流石に納得がいかないため、この文章を書いている。 断言するが、今回の事件の第一の責任は、「テラスハウス」制作会社、放送したメディアが負うべきである。無論それだけではない。「リアリティー・ショー」の存在やありかたを自由の名のもと

    テラスハウス事件:悪いのは山里亮太でも「匿名インターネット」でもなくリアリティー・ショーだ
    kbeee
    kbeee 2020/05/27
  • 平田オリザ氏炎上にみる、コミュニケーション教育は「他者と相互理解する能力」を害しているという現実|ヒラヤマ タカシ

    平田オリザ氏が炎上している。私はこのことを劇作家としての平田氏や、「演劇業界」の責任に帰する気はない。 芸術保護と国家の関係にもとりあえず足を踏み入れない。しかし、平田氏が活動してきた「コミュニケーション教育」業界は、致命的な欠陥、矛盾を孕んでおり、今回の炎上は、単なる個人のディスコミュニケーションを超え、その決定的な表出だと考える。のみならず、そもそもこの炎上の構造自体を作り出したのも、「コミュニケーション教育」自身であるとみなす。それゆえに、その観点からは、批判は免れ得ない。 結論から言おう。今回の炎上の原因は、日のコミュニケーション教育が、単なる「伝える力」技術論にとどまり、「相互理解」の非対称性と、「理解する力」をあまりにも軽視してきたことだ。その結果、「コミュニケーション能力」とされるものを高めれば高めるほど、むしろ他者との相互理解から遠ざかるという病的な構造を生み出した。「コ

    平田オリザ氏炎上にみる、コミュニケーション教育は「他者と相互理解する能力」を害しているという現実|ヒラヤマ タカシ
    kbeee
    kbeee 2020/05/11
    コミュニケーション教育に重大な疑義生じ、演劇が伝えることに特化したかなり片寄った芸術であることが白日の下に晒されたことは、今回の一連の出来事における極めて喜ばしい出来事といえよう。
  • 1