【ボン=宮下日出男】ドイツ西部ボンで開催中の国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会は5日午後(日本時間同日夜)、日本が推薦した「明治日本の産業革命遺産」(福岡など8県23施設)の世界文化遺産登録に向けて審査を行う。登録されれば、「富士山」(山梨、静岡)、「富岡製糸場と絹産業遺産群」(群馬)に続いて3年連続で、日本の世界遺産は文化15件、自然4件の計19件となる。 審査は当初、4日午後に予定されていたが、審査時の韓国側の発言内容をめぐる日韓の調整が難航。全会一致での登録を目指すため、審査最終日の5日に先送りされた。日韓は審査開始までの解決を目指して最終調整を続けた。 世界遺産の登録では合意がまとまらなかった場合、規則に従って投票が行われる場合がある。その場合、投票数の3分の2以上の賛成が必要となる。 産業革命遺産は、「軍艦島」の通称で知られる端島炭坑(長崎市)など、19世紀半ばから
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