中央官庁や裁判所などが利用する職員認証サービス(GIMA、ジーマ)の情報端末が16日に約4時間起動できず、所属長による決裁などの業務が実行できなかったことが23日、分かった。政府関係者が明らかにした。長時間のシステムダウンは平成21年の導入以来、初めて。省庁などで業務遂行機能がまひし、のべ約30万人に影響が出た。詳しい原因はわかっていない。システムを管理する総務省行政情報システム企画課が原因を調べている。 関係者によると、16日午前に約2時間、本人確認のため正しいIDとパスワードを情報端末に入力しても全職員が認証されずシステムが利用できなくなった。職員によっては午前から午後にかけて計4時間、情報端末が使えない状態が続いた。同課が認証システムソフトの設定を変えたところ、17日以降は正常に作動するようになった。 同課は「(22日の時点で)サイバー攻撃ではないと考えているが、原因は確定できていな