【北京=原田逸策、ワシントン=中村亮】中国国務院(政府)は23日夜、米国が9月から発動する予定の対中制裁関税「第4弾」への報復措置を発表した。原油や農産物など約750億ドル分(約8兆円)の米国製品に5~10%の追加関税をかける。トランプ米大統領は直ちに対抗措置を取る考えを表明し、米中貿易戦争が激しくなるとの見方から米株式相場は大幅下落した。9月1日と12月15日の2段階に分けて発動する。【関連記事】・NYダウ、623ドル安 トランプ氏の対中発言嫌気・FRB議長、米中対立に苦慮「見本になる先例ない」 ・関税第4弾、米企業は「反対」 対中依存度は平均4割・中国、対米報復関税を発動 LNGなど25%に上げ