【逆インターンシップの勧め】 関根 千佳さん 2016年02月08日10時36分 (更新 02月08日 11時14分) 関根 千佳(せきね・ちか)さん=同志社大政策学部教授、ユーディット会長 写真を見る ◆学生、大学、企業に利益 私は現在、同志社大学の政策学部の授業で「逆インターンシップ」というものを行っている。一般的にはインターンシップといえば、就業体験のために学生が企業に出向くものだが、これは「逆」に、自治体や企業の人が授業にやってくるのだ。 そして、彼ら彼女らが抱えているリアルな課題を「学生に解いて」もらう。 学生たちは、約15週間かけて、課題の原因や本質を探り、解決策を考えて提示する。コストや実現可能性を検討し、フィールドに出て市民の意見を聞き、受容可能性を確認していく。 そして最終週には、自分たちで練り上げた政策や改善を、依頼先の行政や企業の幹部に対してプレゼンテーシ