kechuaのブックマーク (504)

  • 『発酵文化人類学 微生物から見た社会のカタチ』(小倉ヒラク)の感想(63レビュー) - ブクログ

    装丁がまず最高!60年代~70年代のヒッピームーブメントっぽいイラストがなんともぐっと来ます。 僕が発酵というものに興味を持ったのは何と言ってもぬか漬けです。ぬかに塩を入れて混ぜているだけで乳酸発酵する不思議な代物。なんで腐らないでこんなに美味しいものが出来るのでしょうか。やってみると簡単なのに、少しの変化で味が変化して不味くなってしまうんですね。まさに生き物を飼っているような気分でした。 これは筆者であるデザイナーが何故か発酵にはまり、発酵品業界専門のデザイン、プロデュースに特化するという変人ルートから、発酵にまつわる事をフリーに語っていく良作です。 ハウツー要素は無いのですが、味噌作ってみたくなるワクワク感が有って、その先を見たくなるようなであります。 日酒、ワイン、味噌、醤油など色々な発酵品の作り手が沢山出てきてとても興味深いです。一番の衝撃は甲州にぶどうが伝来したのが130

    『発酵文化人類学 微生物から見た社会のカタチ』(小倉ヒラク)の感想(63レビュー) - ブクログ
    kechua
    kechua 2017/07/31
  • 『AX アックス』(伊坂幸太郎)の感想(713レビュー) - ブクログ

    短編集ではなく、連作集となっている作は、最終章で学生だった主人公の息子が父親となり、ある病院の父の名前の診察券をきっかけとして過去と現在が繋がり、この物語の時間的な奥行きがでてくる。 作の主人公は通称『兜』といい、家族持ちの殺し屋。殺し屋として最高に腕が立つにもかかわらず、恐家で、常にを怒らせないように異常なくらいにビビっている。 例えば、に対する対応術を大学ノート3冊にまとめている。そこにはの言動に対し、どのようなリアクションを取ればいいのか、の態度の変化もフローチャートを混えまとめた、いわゆる『の対応マニュアル』である。人は一生懸命で、第三者的には『一般的な普通のなのに、どうしてそんなにビビってるの?』と思うし、またそれは息子の克巳からみても私たち読者と同じように父親は常に母親を恐れているように見えている。に対してとる兜の思考・行動・言動と、腕のいい殺し屋のもつ

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  • 『政と源 (集英社オレンジ文庫)』(三浦しをん)の感想(136レビュー) - ブクログ

    源次郎と国政の2人の性格や価値観のバラバラさ加減が良かった。 こんなに長く、お互い気のしれた親友、腐れ縁の知人は自分にはいないので羨ましい 源次郎は豪快、国政は一生懸命だけど ひがみっぽく器が少し小さい 国政から見れば【源次郎が羨ましく、みんなに好かれてる】と思っているが 実際に年とった2人は、同じ年の孤独な老人なのに… 源次郎のが気持ちの整理も出来て、自分の駄目な所も理解し認めてる感じ 国政には国政の良さがあるのに、人は気づいてなくて…でも源次郎は全部分かってる 生きていく上で正解が無いのは勿論だけど ●自分の現状の毎秒毎秒が選択の結果なわけだし…それがいい結果でも悪い結果でも「それがその時のベスト」と自分は考えて生きてます 幸せも、不幸せも同じ「幸せの種類」なので 人生楽勝で何が面白い?とも思う。 ※だから話が変わるけど 結局俺が何を言いたいかって言うと… 【カップ焼きそばって どん

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  • 『ぐるぐる♡博物館』(三浦しをん)の感想(113レビュー) - ブクログ

    映画化された作品は、4つほど封切り時に観ているのに、多分これが三浦しをん初読みである。小説ではなく、エッセイが初対面になったのは、何を隠そう私が三浦女史同様博物館フェチであるからに他ならない。よくぞこのテーマを選んでくれた。 最初は長野県茅野市尖石(とがりいし)縄文考古館から始めている。大正解だと思う。博物館の王道は、古代の遺物だからだ。しかも、これは未訪問で憧れの博物館なのだけど、縄文考古学をやっている者が必ず言及する知る人ぞ知る博物館なのだ。 「文献が存在しない時代だからこそ、考古学的事実をもとに、各人が自由に想像を広げる余地が大きく残されている。縄文時代の遺跡や出土品を眺める楽しみは、そこにあるのかもしれない」 流石!三浦女史は最初の博物館で、博物館の真髄を喝破する。人はそれを「ロマン」という。 そのあと、「じゃあそもそも人類ってなんなのだろう?」と国立科学博物館へ。 その他、次第と

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  • 『短編少年 (集英社文庫)』(伊坂幸太郎)の感想(71レビュー) - ブクログ

    人気作家陣が、「少年」をキーワードに紡いだ短編集9編。 まずは、伊坂幸太郎「逆ソクラテス」 読みたかったので、こちらに収録されていてラッキーです。無知の知を知らぬ逆ソクラテス教師に それを知らしめようとする小学生達。 あさのあつこ「下野原光一くんについて」 少年を書かせたら間違いない、あさのさん。憧れて高校まで同じにしようと頑張った少女の前から、中学卒業と同時に親の倒産で何処かに去ってしまった少年。時を経ても残像が残る。最後は、時をかける少女風。 佐川光晴「四のラケット」 友人や脱サラの父親との関係に悩む清い高校生。 朝井リョウ「ひからない蛍」 保護施設の少年達の寄り添い方。 ジョーカーゲームの柳広司「すーぱーすたじあむ」思うように身長が伸びなかった元エース。 それでも彼は負けてない。 空中ブランコの奥田英朗「夏のアルバム」 山崎ナオコーラ「正直な子供」 小学生って、考えてるし、わかって

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  • 『短編少女 (集英社文庫)』(三浦しをん)の感想(45レビュー) - ブクログ

    人気作家陣が「少女」をキーワードに紡いだ短編作品9編。 「少女」集もなかなかの作家陣。 三浦しをん「てっぺん信号」 これは、等身大女子高生。元気な高齢者に元気をもらう。 荻原浩「空は今日のスカイ」 家庭に不満を持つ小3少女と8歳男子。二人の一晩の家出。気持ちは、大人に伝わらない。 道尾秀介「やさしい風の道」 道尾さんっぽい。少年が生まれる前に亡くなった姉と、引越した生まれた家への旅。 中島京子「モーガン」 中高一貫女子達のちょこっと百合。 中田永一「宗像くんと万年筆」 メアリースーからですね。友人の万年筆を盗んだ疑いをかけられた小学生女子。彼女を救う宗像くん。 加藤千恵「haircut17」 中途半端な17歳。髪と共に優柔不断から脱却しようね。さすが歌人。切り取り方が上手い。 橋紡「薄荷」 中学時代の天才で天然な少年への想いと今の幸せ。 薄荷(ハッカ)が、青春を凝縮した感じが良い。 島

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  • 『有頂天家族 二代目の帰朝 (幻冬舎文庫)』(森見登美彦)の感想(197レビュー) - ブクログ

    京都を舞台に狸と天狗と人間の織り成す、予測不能の傑作エンタメです。天狗の赤玉先生の二代目が帰国し人間で半天狗の弁天と戦ったり、狸界の頭領、偽衛門の称号をめぐる陰謀があったり、めくるめく展開が毎回凝縮されています。 にもかかわらず、しっかりしたストーリーの構成と「鶏群の二鶴」のような漢文調の熟語が効果的に散りばめられ格調高く物語が構成されています。 何も考えず、ストーリーの赴くまま、躍動する登場人物たちを追いかける。次か次かとワクワクしてページをめくっていく。これぞエンターテイメントですね。 森見さんの作品の荒唐無稽さに挫折を繰り返してきましたが、シリーズは狸や天狗、京都という舞台設定が絶妙で違和感なく楽しめました。 笑えるのは物語の描写の中に、怒涛の展開、意表を突く展開を自分で描いといて「なにゆえ…理解に苦しむ。」とか、「訳がわからなさぎて言葉にならない。」などとツッコミを入れているとこ

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  • 『夜は短し歩けよ乙女 (角川つばさ文庫)』(森見登美彦)の感想(11レビュー) - ブクログ

    作品紹介・あらすじ クラブの後輩の女の子を「黒髪の乙女」とよんで、ひそかに片思いしてる「先輩」。なんとかお近づきになろうと今日も「なるべく彼女の目にとまる」ナカメ作戦として乙女が行きそうな場所をウロウロしてみるけど…行く先々でヘンテコな人たちがひきおこす事件にまきこまれ、ぜんぜん前にすすめない! この恋、いったいどうなるの!? 天然すぎる乙女と空まわりしまくりな先輩の予測不能の初恋ファンタジー!

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  • 『考えるマナー (中公文庫 ち 8-3)』(赤瀬川原平)の感想(59レビュー) - ブクログ

    様々なシチュエーションの「マナー」について、見開き1ページの短さで作家たちのエッセイが読める。 たまにはエッセイを読もうかな、誰のエッセイを読もうかな、と悩んでいる時は、こういう短いエッセイ集が嬉しい。一つ一つが短くてすぐ読めるし、なんと言っても作家さんたちの言葉選びや視点なんかも楽しめるし。 マナーってなんなんでしょうね。ほんと、結局のところ互いに共有していないとマナーになりきれない気がしますね。難しい……。

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  • 『作家と楽しむ古典 古事記 日本霊異記・発心集 竹取物語 宇治拾遺物語 百人一首』(池澤夏樹)の感想(21レビュー) - ブクログ

    古事記 712年 天武天皇の命により  池澤夏樹 神様の血縁関係 歴史 神話 伝説 系譜 歌謡 なる=勝手に生まれてきたもの ヤマトタケル 弱いものへの共感 日霊異記 平安初期 日最古の仏教説話集 伊藤比呂美 ブロークンな漢文 性を書く博愛主義 くながひ=杭を交える、つっかえる(婚、愛婚) とつぐ=戸を継ぐ(交通) 竹取物語 平安前期  森見登美彦 かぐや姫が地球に来た理由は不明 帝さえも拒否し、世の中のルールをすべて拒否して帰っていく 宇治拾遺物語 鎌倉初期  町田康 原曲を再現するのではなくカバー曲、メロディーもムードも変えない 原文から聞こえてくる音以外は付けない 百人一首 奈良から鎌倉初期 小池昌代 たくさん言葉を費やさないといけないのが現代詩、一行で済むのが和歌

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  • 『首折り男のための協奏曲 (新潮文庫)』(伊坂幸太郎)の感想(471レビュー) - ブクログ

    先日読んだフーガはユーガの中で、伊坂幸太郎さんの作品が苦手だと書いてしまったのだが、伊坂幸太郎さんの何が苦手なのかを突き止めたく、先ずは伊坂幸太郎さんの入門書と書かれたこのを購入してみた。 会社の社の方からもこのを読んで下さいとメールを頂いたこともあったので。 彼女は何を思ってこのを私に薦めたのだろう? 普通に長編小説だと思って読み始めた。 何となく、変な感じだなと思いながらも、最初に読んだ話と、次の話がやんわりと繋がっているから。 半分超えた辺りから???ってなるよね。 あれ?どんどん話変わってない??? 首折り男どこいったの?? あれ、なんだったの??? 交通事故で息子を亡くしたのおっさんの話、もう関係なくなっちゃってる? 時空のねじれの回答あったっけ?? で、あと数ページしか残ってなくて、超不安になるよね。 ええええーーー??? このままで大丈夫??? どっか落ち置いてきたの

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  • 『夜行』(森見登美彦)の感想(645レビュー) - ブクログ

    作品紹介・あらすじ 僕らは誰も彼女のことを忘れられなかった。 私たち六人は、京都で学生時代を過ごした仲間だった。十年前、鞍馬の火祭りを訪れた私たちの前から、長谷川さんは突然姿を消した。十年ぶりに鞍馬に集まったのは、おそらく皆、もう一度彼女に会いたかったからだ。夜が更けるなか、それぞれが旅先で出会った不思議な体験を語り出す。私たちは全員、岸田道生という画家が描いた「夜行」という絵と出会っていた。 旅の夜の怪談に、青春小説、ファンタジーの要素を織り込んだ最高傑作! 「夜はどこにでも通じているの。世界はつねに夜なのよ」 【編集担当からのおすすめ情報】 春風の花を散らすと見る夢は さめても胸の騒ぐなりけり --西行法師

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  • 『ぐるぐる問答: 森見登美彦氏対談集』(森見登美彦)の感想(57レビュー) - ブクログ

    坂崎千春氏の表紙に、この対談集の雰囲気が詰まっている。坂崎さんはかなりのもりみーファンなのだろう。 一見、四畳半で、森見登美彦を囲んで著書の登場人物たちがワイワイがやがやしているかのように見えるが、実は全員主な対談相手を模している。 ・中央は当然森見登美彦。しかし、京都には居ない鹿の角を生やしているのがミソ(もりみーの出身は奈良県、京都は外からの視点だから書けたのかも)。 ・狸は、飲み友達の万城目学。かなりえない話をしている。 ・天狗は、京大の大先輩・綾辻行人。もりみーは綾辻ゆかりの京大ミステリ研に入ろうかと迷ったと告白。 ・1番ガチな対談をしているのは、ペンギンこと上田誠。親交も厚いが、上田氏がアニメ化脚を書き、やがて上田氏の代表作「サマータイムマシーンブルース」の小説化をもりみーが実現させるという運命の人。 ・隣にいる狐面は、意外にも親交のある綿谷りさ。怖い話ばかりしていた。 ・う

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  • 『能・狂言/説経節/曾根崎心中/女殺油地獄/菅原伝授手習鑑/義経千本桜/仮名手本忠臣蔵 (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集10)』(岡田利規)の感想(26レビュー) - ブクログ

    能も狂言も人形浄瑠璃も見たことないので、 実際にどのような”動き”をするのかは全く想像するしかないのですが。 後書きでは「舞台での人形当に死ぬ。首が飛ぶ、崖から落ちればそのまま動かなくなる」とありそれを想像しながら読むと心に迫ります。 【「能・狂言」新訳:岡田利規】 能「松風」 磯に立つ一の松の木。 行平中納言の一時の寵愛を受けた二人の女の情念。 能「卒塔婆小町」 若き日は美しかった。 その昔戯れに扱った男の怨念が憑り付いて、 いまでは卑しく年を取った。 能「邯鄲」 ”邯鄲の夢”の能舞台化。 狂言「金津(かなづ)」 「はい、こうして登場したのが誰かと言いますと、金津というところに住んでいる人です」 新築したお堂に置くための地蔵を求める金津の住人と、 詐欺師”すっぱ”の悪巧み。 ”すっぱ”の子をお地蔵様として金津に送り込んだ! 狂言「木六駄(きろくだ)」 伯父へのお使い品を使い込んでし

    『能・狂言/説経節/曾根崎心中/女殺油地獄/菅原伝授手習鑑/義経千本桜/仮名手本忠臣蔵 (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集10)』(岡田利規)の感想(26レビュー) - ブクログ
  • 『小説 - BOC - 3』(伊坂幸太郎)の感想(7レビュー) - ブクログ

    [墨田区図書館] 図書館サイトで、「茅田砂胡」を検索していて発見した。 昔屋を定期的に流し見して実際にリアルタイムでを買っていた時ならいざ知らず、ネットや図書館を知って、いざ買うとなった時「だけ」書店に行くような近年は、知っているモノ以外の情報は検索過程でしか入ってこない。ましてや今回は既に過去の雑誌。 どの程度何が載っているのか、載っていたとしても当に知らないものかどうかがわからなかったがとにもかくにもとりよせてみたら、ちょうど時期的に茅田砂胡全仕事が出た後で、デル戦外伝3となっている「ポーラの戴冠式」が(恐らく)初掲載された雑誌だった。「ポーラ~」自身は既に文庫版で読んでしまってはいたが茅田作品は基的に何回読み返してもいいものだし、少なくともこの初刊に関してはインタビューやら裏話、お茶会の実作化など小説以外での企画もしていてくれて、多少は手慰みになった。また「全仕事」にも

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  • 『文学ムック たべるのがおそい vol.2』(金原瑞人)の感想(11レビュー) - ブクログ

    作品紹介・あらすじ 【小説と翻訳と短歌を中心にした文学ムック】 わたしたちは誰もが重力というものに支配されています。 「たべるのがおそい」は、その重力を少し弱めてみたいと思っています。 読んでいるあいだ、少し動きやすく、歩きやすい、 それがこの一風変わったタイトルの文学誌の目標です。 西崎憲(編集長)

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  • 『泥酔懺悔 (ちくま文庫)』(朝倉かすみ)の感想(21レビュー) - ブクログ

    女性作家やエッセイストが綴る、お酒にまつわるアンソロジーエッセイ。 泥酔懺悔、という名に恥じず、お酒での失敗を赤裸々に語る人もいれば、全く逆で下戸だという人や別にそこまでお酒が好きではないという人まで様々。 お酒との付き合い方にもそれぞれスタイルがあり面白いです。 個人的におもしろいなと思ったのは、西加奈子さんの書く『名女優』の中の一説。「酔い方は、初めて泥酔したときに決まる」という話。 私は割とお酒に強いので泥酔したことはないのですが、小さい頃にウイスキーボンボンやちょっとお高めなラムレーズンアイスを少しだけもらってべた時の、気分が高揚して楽しくなって、贅沢なあの感じを今も覚えていますし、実際今でもお酒を飲むとふわっと楽しくなる方です。 もしかしたら当にこの説、あり得るのかも??

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  • 『聖なる怠け者の冒険 (朝日文庫)』(森見登美彦)の感想(295レビュー) - ブクログ

    プロローグ 前作(と思っているのは私だけ、だけど)の「夜は短し歩けよ乙女」で、すっかりファンになったと思い込んでいる私は、屋で平積みになっている書(文庫)を手にとって迷わず購入したのだけど、当の書は時間の塵の中に埋れて玉川さんみたいに何故か迷子になっていた。それが2016年9月中頃。春が来た。一年ぶりに部屋の片付けを始めると、ラッキーにも未読の文庫が発掘される。時は正に、ムービックスで「夜は短し歩けよ乙女」のアニメが公開されようとしていた。アニメの出来には期待は出来ないが、またまたそれでいっとき森見登美彦ブームになった私は、書を読み始め、森見登美彦の危なイヤ怪しい世界が、私を連れて行こうとする。生来の怠け者である私は、p121の伏線を発見してあらあらと思った隙間に睡魔が滑り込んで来て‥‥。 平成29年3月15日記入。 エピローグ ‥‥おや⁈ふと眠りこけて何時の間にか一ヶ月以上経

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  • 『死神の浮力 (文春文庫 い 70-2)』(伊坂幸太郎)の感想(555レビュー) - ブクログ

    娘を殺された山野辺夫は、無罪判決を受けた犯人・城への復讐を計画。そこへ死神で調査部員の千葉が山野辺のもとへ訪れ【死】の可否判断を行う。復習は成功するのか?そして山野部自身の【死】の判定は?死神と人間界のやり取りが描かれた長編ミステリ。 前読「死神の精度」に続き連読。 今から674日前の私に『小説読むのなら伊坂幸太郎だったら大方間違いないよ』と薦めてくれた友人に心から感謝したい。 伊坂幸太郎、恐れ入った。 作品、500ページを超える作品だったため、若干の中弛みはあったものの総括面白かった。連作短編だった死神の精度も良かったが、長編もしっかり楽しめた。 作は死神の千葉が7日間の調査によって対象者の死に可否を下す…という設定から、Day 1〜Day 7に加えプロローグとエピローグで構成されている。 人気作家・山野辺の小学生だった娘が毒殺、しかし犯人の城は証拠不十分により無罪判決。司法の

    『死神の浮力 (文春文庫 い 70-2)』(伊坂幸太郎)の感想(555レビュー) - ブクログ
    kechua
    kechua 2016/07/08
    @kckec 【新刊お知らせ】伊坂 幸太郎『死神の浮力 (文春文庫 い 70-2)』
  • 『神去なあなあ夜話 (徳間文庫)』(三浦しをん)の感想(255レビュー) - ブクログ

    神去なあなあ日常の続編 今回は林業と言うより【命のバトン】的な スピンオフな感じでしたね 村のはじまり 好きな人と家庭を作る 大事な人との別れ 繁ばあちゃんの無駄な学習能力 とても大事だけど…でも忘れてしまう 自分と自然の繋がり、自分と他人との繋がり… 皆 働いてる仕事だって全て他人に繋がってるし 神去村は大変そうだけど、皆いい人達だ 自分は比較的ヨキみたいな兄貴肌な人が身近にいたら言いなぁ…と昔から思う いそうでいない… 自分は子供の頃からプロレス好きですが 女房にも言われるが、【パパが推すレスラーって絶対、親分になるね!】 確かに団体の大きい小さい関係なく、旗揚げしたり 役職付くことになったり ほぼするな… あと…俺が最近 この女優さん魅力増したね…とか 可愛い…綺麗と話題に出すと すぐ結婚が決まるような気もするなぁ…(すぐ結婚し…離婚し✕1になり…ナレーションなど上手くなりがち…)

    『神去なあなあ夜話 (徳間文庫)』(三浦しをん)の感想(255レビュー) - ブクログ
    kechua
    kechua 2016/06/03
    @kckec 【新刊お知らせ】三浦しをん『神去なあなあ夜話 (徳間文庫)』