(井上雄彦「リアル」15巻) 車イスバスケットボールを描いた漫画「リアル」の新刊が出た。なんと6年振りだ。 かつてバスケをよく知らなかったあたしは名作「スラムダンク」を読んで、バスケのルールや用語を覚えたものですよ。 だから車イスバスケという重いテーマも、この作者の手にかかれば面白い作品になるのは間違いない。 しかし思えば連載が始まってからもう20年たつんだよね(遠い目・・・) 中学の陸上部で短距離走の有望な選手だったのに、骨肉腫で片足を切断した戸川清春(19歳) バイク事故を起こし乗せてた女の子に障害を負わせてしまい、学校を辞めたらバスケをする場所もなくし、自分の生き方も見失ってしまった野宮朋美(18歳) 野宮と同じ高校のバスケ部のキャプテンで、交通事故で下半身不随となった高橋久信(18歳) この3人の視点人物を中心に物語は進んで来た。 まだ10代の若さで病気や障害に翻弄され、この社会に
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