多軸式特殊台車に乗せられて移動する県道鳥栖朝倉線の跨道橋=6日午後10時20分ごろ、鳥栖市酒井東町の九州自動車道鳥栖ジャンクション-久留米インターチェンジ間 九州自動車道鳥栖ジャンクション-久留米インターチェンジ間に新設される味坂スマートインターチェンジ(SIC、仮称)関連道路の架設工事が6日深夜、福岡県小郡市との県境にある鳥栖市酒井東町で行われた。車輪を通す軸(車軸)が多数ある特殊車両「多軸式特殊台車」を使い、一晩で自動車道をまたぐように橋桁(はしげた)が架けられた。 橋桁は味坂SICのアクセス道となる県道の跨道橋(こどうきょう)で全長72・6メートル、幅13・8メートル。多軸式特殊台車6台に重さ約420トンの橋桁を乗せて移動させ、微調整しながら道路脇に立つ橋脚へ接続した。県東部土木事務所の宮崎厚志所長(58)は「最も気を遣う作業だが、無事に終えて一安心」と、ほっとした様子だった。 味坂