麻生太郎首相が21日に衆院を解散することが固まった。自民党内で首相(総裁)交代を求める勢力などが目指していた両院議員総会の開催が見送られ、総裁選前倒しの可能性も消えたためだ。 首相としては「麻生降ろし」を封じたつもりだろうが、衆院選に臨むうえで、首相が出すべき答えがみつかったわけではない。 大型地方選の連敗に象徴される自民党の退潮の原因は何か。指導者としてこの国の針路をどう示すのか。首相がきちんと語らないことが、与党内で求心力を失い、内閣や党への支持を減らす要因になってきたのではないか。 21日の両院議員懇談会での発言やマニフェスト(政権公約)を通じて、解党的な出直しの姿を具体的に示すことは首相の責務だ。 首相は解散の判断を14日の代議士会などで説明した際、「引き続き景気対策、経済対策を実行する」ことが「自分に与えられた使命」と位置付けた。絶え間のない経済対策に政府・与党が意を用いるのは重
日教組批判などを繰り返し、昨秋、衆院選不出馬を表明した自民党の中山成彬前国土交通相(66)=宮崎1区=は17日、「(党本部から)公認されれば、立候補する」と表明した。記者団に語った。ただし、党宮崎県連は1区の候補者として元参院議員の上杉光弘元自治相(67)を公認申請している。一本化は難航しそうで、分裂選挙になる可能性も出てきた。 中山氏が支部長を務める県第1選挙区支部は16日、総会を開き、中山氏の公認を党本部に求めることを決定。支部の幹部らは17日、党本部を訪れ、細田博之幹事長らに公認を要請した。 その後、支部幹部らと面会した中山氏は「公認をいただけるのなら、勇をふるって立候補しなければいけない」と強調したが、「公認されなければ出馬しない」とも語った。 通常、党本部への公認申請は県連が行う。中山氏の不出馬表明を受け、公募で上杉氏を候補者に選んだ県連の緒嶋雅晃会長は「県連の規定通り選ん
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