タグ

ブックマーク / macgyer.hatenablog.com (5)

  • このゾンビ映画を作ったのは誰だ!:『ワールド・ウォーZ』と『ウォーム・ボディーズ』 - 冒険野郎マクガイヤー

    雄山「中川、今日の映画はなんだ?」 中川「『ワールド・ウォーZ』にござります」 雄山「ほう。有名なゾンビ小説映画化だな。モキュメンタリーならぬ架空のオーラル・ヒストリー形式で、ゾンビ発生による世界的危機“世界ゾンビ大戦”を乗り越えた時点から語るという、なかなかに考え抜かれた小説だったな。映画も楽しみだ」 WORLD WAR Z 上 (文春文庫) マックス ブルックス Max Brooks 中川「この中川、雄山さまの好みは熟知しておりますゆえ」 雄山「ハハハ、こやつめ。それでは、観てみるとするか」 二時間後 雄山「……このゾンビ映画を作ったのは誰だあっ!」 中川「先生、どうか落ち着いてください」 雄山「だから私はこんな下衆なシネコン映画を観るのは嫌なんだ! 人に金と時間を払わせておいて、こんなものを観せるとは!!」 雄山「ええい、我慢ならん。監督を呼べ!」 マーク・フォースター「わ……私で

    このゾンビ映画を作ったのは誰だ!:『ワールド・ウォーZ』と『ウォーム・ボディーズ』 - 冒険野郎マクガイヤー
    kei_mi
    kei_mi 2013/10/12
    “本当は第三幕でモスクワの赤の広場を舞台に『プライベート・ライアン』を越える残酷ゾンビ戦争をやる筈だったんだ。主人公が家族と再会できない苦いラストで映画が終わる筈だったんだ”続編でやるという噂(願望)が
  • 社会を信じるか:『おおかみこどもの雨と雪 - 冒険野郎マクガイヤー

    『おおかみこどもの雨と雪』鑑賞。凄い映画だった。 一言でまとめるとシングルマザーのお伽話なのだが、狼男の子を生んだシングルマザーの話なのだ。世にシングルマザーの映画は数あれど、人外魔境で地底獣国出身の狼男の子を孕んだシングルマザーの映画を監督するのは細田守だけ! ……よくこんな映画作ったなぁ。 「おおかみ」が何の隠喩かであるかは映画を観た方にとっては一目瞭然なのだが、細田守の演出力により全く理屈っぽくなっていないところが凄い。同日に観た『メリダとおそろしの森』は「おおかみ」ではなく「熊」でそれら(の一部)表現しているのだが、中世を舞台にしている『メリダ』より現代が舞台の『おおかみこども』の方が全然ファンタジーでお伽話だったよ。 メリダとおそろしの森(ディズニー/ピクサー作品) [DVD] どうしても連想してしまうのは河島英五が歌ったアートネイチャーのCMソング「オオカミ」だよなぁ。旦那が正

    社会を信じるか:『おおかみこどもの雨と雪 - 冒険野郎マクガイヤー
    kei_mi
    kei_mi 2012/07/24
    夢から覚めたあと社会と、もちょっと積極的に関わることになる? ただエンディングは
  • マクロスとビッグダディのあいだ:『DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る』 - 冒険野郎マクガイヤー

    自分はアイドルと聞けば恵比寿マスカッツのことを真っ先に連想するくらい、アイドルというものに1ミリも興味が無い人間だ。そんな自分の友人の中にも、やれももクロだ、やれ腐女子シスターズだのと、口を開けばアイドルの話ばかりするアイドルオタがいるわけだが、そんなアイドルオタを、オタの中でも一段低い存在として心の中で見下したりしてした(正直スマン)。 だから、AKBのドキュメンタリーなぞ観るつもりも無かったのだが、毎週楽しく聞いているタマフルのシネマハスラーにて宇多丸がちょっとどうかと思うくらい熱く語っていて、驚いた。 「アイドル映画の金字塔にして臨界点」 「おれたちBUBKAチームが長年待ち望んできた映画……だが、当に実現して良かったのか?」 「西部ドームコンサートにてどんどんメンバーが倒れていくさまは、ほとんど戦争映画」 「日アイドルの到達点として、今絶対に観ておくべき映画」 大根仁もDig

    kei_mi
    kei_mi 2012/02/29
    ぐっと興味わく 「本作はアイドル版『ビヨンド・ザ・マット』みたいだ」
  • 大家族 この狂気するもの:『痛快!!ビッグダディ12 ・2週連続スペシャル!1』 - 冒険野郎マクガイヤー

    いま目の前のテレビにとんでもないものが映っている。どうみても物としか思えない夫婦喧嘩だ。 ただの夫婦喧嘩ではない。いわゆる修羅場なのだが、普通テレビで表現される夫婦喧嘩は特徴的な会話や身ぶり手ぶりのみをつまんで、軽く見られるように編集するものだ。だが、この夫婦喧嘩は違う。わざと長い間をとったり、同じ言葉をちょっとだけ違う使い方で何度も繰り返す男の言葉をテロップで強調したり、テーブルの横に座り込む女が死んだような目をしていたり……人生のそこここで発生する嫌な雰囲気や不快な時間を強調する作りだ。そして、このまま「次週に続く」 この夫婦、ただの夫婦ではない。男は48歳同じ女とバツ2、前との間に子供12人うち8人をひきとる。女は28歳おそらくバツ1以上子供5人。現在男の子供を妊娠中。 すなわち大家族ものなのだが、ただの大家族ものではない。 そして驚くべきは、この番組が地上波のゴールデンタイムで

    大家族 この狂気するもの:『痛快!!ビッグダディ12 ・2週連続スペシャル!1』 - 冒険野郎マクガイヤー
    kei_mi
    kei_mi 2011/10/10
    「かろうじて従来の家族ものの体裁をとっているものの、実際は共感や感動を惹起する従来の家族ものと全く逆で、ビッグダディやその妻の泥縄的ふるまいにつっこみながら観る、というのが最大の魅力なんだよね」
  • ヴィカス、お前は神にも悪魔にもなれる!:『第9地区』 - 冒険野郎マクガイヤー

    District 9 [DVD] [Import] 『第9地区』を観たのだが、期待以上の面白さだった。この映画、色んな人が熱く語ってるのも分かるわー。 まずさ、どうみてもクリーチャーで外骨格で子どもとか襲いそうな宇宙人が、南アフリカの難民キャンプで地球人に蔑まれているという発想が良い。我々が宇宙人に夢中になるのはそれを通して地球人のことが――自分たちのことが理解できるからなのだが、ショッカーの改造人間失敗作みたいなディストリクト星人*1が地球を侵略するかと思いきや、宇宙船の中で息も絶え絶え、難民キャンプで20年も困窮に喘いでいるという皮肉たっぷりな構図の時点でもう100点をつけたい。 しかもこのディストリクト星人が、石原慎太郎がホームレスをダンボールハウスから追い出すみたいな理由で、上から目線丸出しの小役人に住んでるバラックから追い出されるんだよね。「SFは絵だねえ」という宇宙軍大元帥の有

    ヴィカス、お前は神にも悪魔にもなれる!:『第9地区』 - 冒険野郎マクガイヤー
    kei_mi
    kei_mi 2010/04/15
    宇多丸師匠のインビクタス評なみに斬新で腑に落ちる切り口
  • 1