第20回,第21回とAsteriskのインストールを解説した。当然だがインストールしただけの状態ではAsteriskはIP電話機のサーバーとして使うことはできない。そこで,AsteriskをIP電話のサーバーとして使うための最低限の設定を今回は説明する。 これまで何度かAsteriskの設定についても解説してきたが,最も多い質問は「どこから始めればよいか分からない」というものである。今回は順を追って,Asteriskを一から立ち上げて実際に稼働させる方法を解説する。なお前回と前々回のインストール作業は終了されているものとして話を進めるので,まだの方はまずはインストールを。 どこから手をつければよいのか? Asteriskは設定ファイルの数がかなり多い。これは各機能やモジュールなどの各単位で設定ファイルを持っているためだ。ならば逆に考えてみよう。“設定ファイルがなければどうなるのか?”。試す
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