安住することをよしとせず、常に変化する 杜氏のいない酒造りで知られる「獺祭」の留まることのない革新 2019年8月30日 岩崎 由美 壊すような挑戦をしよう 「獺祭」の蔵元、旭酒造は、酒米「山田錦」の生産者を対象に「獺祭 山田錦プロジェクト」を実施することにしました。今年の秋収穫したお米で来年2月にコンテストを行い、全国に広がる契約農家の生産する山田錦の頂点を決めます。農家に最高の品質の米づくりに挑戦してもらい、その米で最高の日本酒をつくろうという試みです。 通常、山田錦は1俵約2万円ほどですが、1位になると1俵50万円、2位は20万円、3位は10万円、それ以外でも条件を満たしたものについては1俵5万円で買い取ります。審査は機械による分析やDNA鑑定、審査員による目視で行い、順位を決めて1位については50俵を2500万円で買い取ります。 25都道府県にまたがる旭酒造の契約農家40社に募集を