【人の物語り】 この現代の日本にも、今なお「会津人」は居る。厳然と、居る。「ならぬことはならぬものです」―郷里の美意識を胸に抱いて、会津人は毅然と、今を生きる。 【町の物語り】 四方を山岳に囲まれた会津の地は、その大いなる自然から、豊かな恵みと佳景を得る。これら里山に感謝しながら、会津の町は豊かに人を、歴史を育んでいく。 【伝承の物語り】 会津の土地に脈々と受け継がれる伝統の技と精神性―、その命脈は今、確かにか細いものなのかもしれない。しかし、後世に伝えんとする者は、こうして居るのだ。 【八重の物語り〜或る会津女性の一生】 決して下を向かずに日本の黎明期を駆け抜けた八重の凛々しい 生涯。幸せでなくてはならぬ―その言葉が今、心に響く。