大日本印刷はこのほど、ExcelマクロをPCグリッドで高速処理するソフトを開発、販売を始めた。分散処理に参加するPC台数×0.7~0.9倍に高速化できるという。 同社のPCグリッドソフト「AD-POWER」をベースに、Excelとの連携部分を新規開発した。同ソフトを導入したPCの中から遊休状態のPCを自動検知し、Excelマクロやデータファイルを配布して分散処理する。 例えば30台のPCが参加すれば、1台で24時間かかっていた処理が1時間前後で終了できるという。分散処理の指令はソフトを導入したどのPCからでも行える。既存マクロの修正は不要で、ソフトを導入するだけで使用が可能だ。 生損保や証券会社などではExcelマクロを使って各種シミュレーションを行うケースが多いが、複雑なものは処理に時間がかかっていた。みずほ証券が導入したところ、1台で16分以上かかっていた処理を、36台により39秒で終
「バッチ系の処理であれば、グリッドが有効」、こう話すのは、日本ヒューレット・パッカード株式会社マーケティング統括本部 インフラストラクチャマーケティング本部 担当部長の大津山隆氏。グリッドコンピューティングと聞くと科学技術計算などを想像するが、メインフレームなどの業務の置き換えに有効だという。7月1日まで開催されている「データウェアハウス&CRM EXPO」(主催:リードエグジビジョンジャパン株式会社)の会場で、ビジネスグリッドの可能性について大津山氏と、同社テクニカルセールスサポート統括本部 NSPコンサルティング部 シニアコンサルタントの児玉浩司氏に話を伺った。 同社がデータウェアハウス&CRM EXPOで展示しているのが、「ETL-GRIDソリューション」。ETLは、extract(抽出)transform(変換)load(ロード)の略で、基幹システムなどからデータを抽出し、データウ
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