「地球シミュレータ」は東京を長周期地震動から救えるか――地球シミュレータと耐震ビルがつながる未来:コンテンツ時代の未来予想図(1/6 ページ) 地震の第1波をキャッチして自動的に耐震対策を実行する高層ビル。そのような夢の耐震システムにつながる研究が、スーパーコンピュータ「地球シミュレータ」を使って行われている。大地震による新たな脅威「長周期地震動」のシミュレーションを紹介しよう。 この記事は、オンライン・ムック「コンテンツ時代の未来予想図」のコンテンツです。 2003年9月に発生した十勝沖地震によって、北海道苫小牧の石油タンクに火災が発生し、数多くの石油タンクが破損した。この災害は地震によって発生した「長周期地震動」(表面波)が原因だった。長周期地震動は数秒に1回程度のゆったりとした揺れで、地震波が平野のような堆積層に達したときに周期の長い表面波となり、それが長周期地震動となる。長周期地震
地球の“わななき”を感じる「地球シミュレータ」――3次元プレート境界モデルからの地震予測:コンテンツ時代の未来予想図(1/2 ページ) スーパーコンピュータ「地球シミュレータ」にGPSの測位データをリアルタイムで入力するプロジェクトが始まった。同プロジェクトにより、地球シミュレータはわれわれに何を教えてくれるのだろう。 この記事は、オンライン・ムック「コンテンツ時代の未来予想図」のコンテンツです。前回の記事と併せて読むことで、さらに楽しくご覧いただけます。 東京大学大学院理学系研究科の松浦充宏教授が中心となって2005年に開始されたプロジェクト「観測・計算を融合した階層連結地震・津波災害予測システム」は、まさに地球シミュレータに感覚を与えるものだ。科学技術振興機構の戦略的創造研究推進事業に採択されたもので、地球シミュレータにリアルタイムでGPS測位データを入力して、プレート運動の分析から地
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く