こちら特報部 2012年3月27日(東京新聞28面)より 環境省には、震災がれきの安全性を保証する能力があるのだろうか。 広域処理に反対する市民団体が26日、衆院第一会議室で開いた集会。 環境省の担当者は 「放射能の知見もなければ、がれき全体の汚染状況も調べていない」と公言した。 (佐藤圭) がれき広域処理迫るが・・・ 放射能知見ない 環境省「公言」 集会には、全国各地で受け入れに反対する市民団体メンバーら約180人が参加。 環境省からは、杉山徹 適正処理・不法投棄対策室室長補佐ら5人が出席した。 反対派が最も心配するのは、広域処理による放射能汚染の拡散だ。 ところが、環境省側は冒頭、こうくぎを刺した。 「環境省は廃棄物やがれきの処理は担当するが、 放射能に関しては技術的知見を持ち合わせていない」 除染問題担当 外局に規制庁 東京電力福島第一原発事故が起きるまでは、放射能は環境省の所管外だ