すぐ隣で同じ民族の北朝鮮が核開発を進め、先日の党大会では核武装を意気揚々と宣伝し、核保有で国際社会を脅迫しているのに。現在、未来の自分たちおよび国際社会の「核問題とヒロシマ」がまったく重ならないのだ。 知的怠慢というか国際感覚の欠如というか。韓国のマスコミは日本の過去がからむととたんに視野狭窄(きょうさく)、思考停止になって“日本たたき”で安心(?)してしまう。あれだけ「世界の中の韓国」を誇りながら反日・ジコチュウ(自己中心主義)という病(やまい)は続いている。いまだ「日本離れできない」のは実に切ない。 ところで筆者は記者の駆け出し時代に1965年から4年間を広島で過ごしている。女房とは広島で結婚した。義父は被爆者で早死にしている。広島は第二の故郷でもあり、記者としては当時、韓国人被爆者の存在とその救援の必要性をさきがけ的に伝えた。 そうした広島からの声が、結果的にその後の韓国人犠牲者慰霊