JR北海道は23日、車両の整備などに関するJR東日本との意見交換会を札幌市中央区のJR北海道本社で初めて開いた。 JR北海道では列車の出火・発煙トラブルが相次いでおり、国土交通省の指導を受け、JR東日本に技術支援を求めている。今月7日には、事故原因の分析などを担当する部門の会合を東京都内で開催している。 23日の意見交換会には、両社の車両部長ら計9人が出席し、車両の検査態勢や技術者の育成方法などを非公開で話し合った。JR東からは、技術者のリーダーを育成するために2年間の専門教育を行っていることが紹介された。JR北海道では数日間の短期教育が中心だという。 会合終了後、JR北海道の難波寿雄車両部長は「人の育て方が全く違った。長期の教育を考えなければならないと感じた」と話した。