青い海に潜ると、藻に覆われたサンゴの死骸が見渡す限り続いていた。石垣島と西表島の間に広がる国内最大のサンゴ礁「石西礁湖」は、2016年夏の大規模白化からの回復が鈍い。環境省の最新調査によると、昨年秋に確認された生きたサンゴの割合は全体の1割にとどまる。「今の状況を自分の目で見てみよう」とプロダイバーで...
政府は例によって否定するが、火のないところに煙は立たない、という。思い当たることがいくつも浮かぶ。 陸上自衛隊と米海兵隊が2015年、陸自の水陸機動団を辺野古新基地に常駐させると、極秘に合意していたことが日米両政府関係者の証言で明らかになった。
【平安名純代・米国特約記者】米シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)がこのほど公表した報告書で、名護市辺野古の新基地建設計画について「完成する可能性は低いと思われる」と評価していたことが分かった。執筆者は本紙の取材に対し、代案に米空軍嘉手納基地への統合案を挙げた。
日本で台湾に最も近い与那国町の糸数健一町長が改憲派の集まりで「一戦を交える覚悟が全国民に問われているのではないか」と述べ、全国民に覚悟を求めた。この発言は昨年8月、台湾を訪れた自民党の麻生太郎副総裁が講演で述べた「戦う覚悟」と変わりない。 麻生氏はこの時、「今ほど日本、台湾、アメリカをはじめとした有志の国々に非常に強い抑止力を機能させる覚悟が求められている時代はないのではないか。戦う覚悟です。いざとなったら、台湾の防衛のために防衛力を使う」と述べた。 この発言に対し、政府が注意することなく、うやむやになったこと、また安倍晋三元首相が「台湾有事は日本有事」と断定的に述べたことから、台湾でコトが起きれば、日本が参戦するのは当然とみなす勘違いが広がったのだろうか。 自衛隊が武力行使できるのは日本が他国から武力侵攻された場合に限られる。「密接な関係にある他国」への武力侵攻を存立危機事態とみなして参
かつて陰湿なヘイトスピーチに染められていたガジュマルの木陰に今、鮮やかな「NO HATE」の旗が翻っている。 毎週水曜日の那覇市役所前で、約6年前から続いてきたヘイト街宣。主催者は新型コロナウイルスの感染が拡大する中、「中国人は歩く生物化学兵器」などと叫び、差別と暴力の扇動を加速させた。 5月の本紙報道を読んで危機感を抱いた市民が、対抗する行動「カウンター」をツイッターで呼び掛けた。それまで多くても数人だったのが毎週20人近く集まるようになり、街宣主催者は現れなくなった。 40代の女性は定例街宣が続いていた時に、友人ら数人で「ヘイトはダメ」とプラカードを持って抗議したことがある。「だけど止めるには程遠かった。本当に止められる日が来るとは、感慨深い」と語る。 5月20日から始まった定例街宣の阻止は9月30日、ついに20週連続に達した。女性は「完封」と書かれたプラカードを掲げた。ガジュマルの木
長崎に原子爆弾が投下されてから75年の節目を迎えた9日、玉城デニー知事は追悼文を発表した。(1面参照) 追悼文では「戦争の不条理さと残酷さを身をもって体験し、平和の尊さを肌身で感じている」と沖縄戦と重ね、「平和を希求するこころを世界に発信し、共有することを呼び掛けている」とした。
サンゴが黒くなって死滅する被害が近年、沖縄県内各地の海域に広がっている。原因は海綿動物の一種「テルピオスカイメン」。県内で研究を進める琉球大学熱帯生物圏研究センターの山城秀之教授は「別名『黒い悪魔』とも呼ばれ、被害の広がり方はサンゴの新たな脅威。研究を進め、被害を食い止めたい」と話す。
[戦世生きて くらしの記録](25)糸満市出身 城間繁雄さん(上) 年に数回だけしかもらえない小遣いを握りしめ、高嶺駅からケービン(軽便鉄道)に飛び乗った。糸満駅を降りてワクワクしながら本屋へと走り、お目当ての雑誌「少年倶樂部(くらぶ)」を手に入れると、胸が躍った。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く