11月1 グラフィカルアブストラクト 最近は論文もすっかりウェブ配信が主流になりました。ペラペラとめくってふと面白い論文に行き当たる紙媒体のメリットも大きいのですが、やはり自分のパソコンで手軽に最新論文が閲覧でき、検索も容易なウェブ論文には勝てず、筆者も最近は紙の雑誌を手に取ることはほとんどなくなってしまいました。 こうして検索が手軽にできるようになると、論文の引用の仕方も変わってくることは予想されます。検索機能が充実していて、必要な論文に行き当たりやすいジャーナルの論文は引用されやすく、インパクトファクターも上がるなどということが起こるのかもしれません。 もう一つ、ウェブ配信になって出てきた論文の評価指標に、「ダウンロード数」というのがあります。その論文が何度ダウンロードされ、読者に読まれたかの数値です。ただしこれは、優れた論文よりも話題を集めた論文が上位に来てしまう恐れはあります。 例