福島原発事故で今気になっていること 2011年3月21日 コメント: トラックバック (0) フィード 原発事故に役立ちそうな情報のまとめ 東北地方太平洋地震/福島原発事故の被災者の方に深くお見舞い申し上げます。個人的な不幸があり、しばらく更新出来ませんでした。 その間福島原発では色々な変化がありました。良いこともいくつかありました。マスコミがやっと原発の問題を真剣に取り上げ始めたこと。放水体制が整ったこと。電源回復が進んだこと。第一の1-4号機以外が落ち着き始めたこと。色々な意見が表明されるようになったこと、など。 一方不安な要素もあります。水や食品から放射能が検出されたこと。使用済み核燃料が不安定になったこと。1-4号機の状態が予断を許さないことなどです。幸いいろんな方が情報や意見を表明しているので、ここでは僕個人が今気になっていることをまとめておきます。時間的にこれまでのデータをチェ
放射性物質にさらされた世代 [ 東北大震災・福島原発事故関連 ] 3月21日(月・祝) 18日から19日にかけて、群馬県と栃木県で放射性物質セシウム137が検出された。 数値は、1日1平方mあたり、群馬で84ベクレル、栃木で62ベクレル。 平常時の1200~2100倍に相当する。 翌日には、それぞれ63、45に下がった。 明らかに12日~16日にかけて福島第一発電所で連続的に起きた爆発・火災事故に原因する飛散と思われる。 「史上最悪の原発事故」と言われるチェルノブイリ発電所事故の直後の1986年5月に、茨城県で月間130ベクレルを観測しているので、それ以来の異常な値。 ところで、もうすっかり忘れられているが、日本人が大量の放射性物質にさらされた時代が、かってあった。 それは、1950~1960年代。 この時期、アメリカ、ソビエト連邦、イギリス、フランス、中華人民共
東日本大震災で被災した東京電力福島第1原発では東電だけでなく原子炉メーカーや下請け企業の作業員らも懸命に復旧作業を続けている。水素爆発や構内火災で一時は約50人にまで減った作業員を、一部の海外メディアには「フクシマ・フィフティーズ」と英雄視した報道もあるが、実際は多くの作業員が交代で危機回避に取り組んでいる。近く現場に入るという下請け会社の30代の男性社員が毎日新聞の取材に応じ「不安はあるが、少しでも(事態の)沈静化に協力したい」と話した。【袴田貴行、日下部聡】 東電によると、原子炉建屋内は20日午前も照明が消えたまま。安全性を考慮して放水時は放水だけ、電気工事の際にはその作業だけを行い、19日現在の従事者は約500人。一方、3号機周辺の放射線量は19日午後2時の3443マイクロシーベルトが、放水後の20日午前3時40分に2758マイクロシーベルトに下がったものの依然高い。20日午前5時現
福島第1原子力発電所での放水作業を指揮した東京消防庁の緊急消防援助隊の警防部長は「海からの取水場所を探すのに苦労した」と記者会見で明らかにした。原発施設の浜側は津波が押し上げた泥などで一面が覆われ、作業が困難だったらしい。福島第1原発はいま、眼前にある海から切り離されてしまっている。海に依存するという日本独特の原発のありようが、今回の大事故の根っこにある構造的要因だ。欧米の多くの原発で、外観
(英エコノミスト誌 2011年3月19日号) 自然災害が歴史を変えることがある。日本の津波はその一例になるかもしれない。 「ツナミ」という言葉が世界中で使われる数少ない日本語の1つになっていることは、日本にとって自然災害が身近な存在であることを示唆している。 だが、痛みに満ちた日本の歴史に照らして見ても、今現在の苦境は悲惨なものだ。 広島型原爆3万個分のエネルギーに相当するマグニチュード9という日本史上最大規模の地震に続き、津波がいくつもの町を丸ごと消滅させた。被災した沿岸部の町から断片的に伝えられる報道で、恐怖の全容が少しずつ見えてきている。 冷たい大波が破壊された町の残骸を数キロ先の内陸まで押し流し、高台に緊急避難できなかった高齢者や逃げ遅れた人々の大半の命を奪った。この記事を執筆している時点で5429人という公式発表の死亡者数は、今後間違いなく増えるだろう。いくつかの町では、人口の半
予断を許さない状態が続いている福島の原発事故ですが、 今回の原発の事故で「原発、放射性物質、放射線」についての知識が あまりにも少ないということを実感しました。 そこで、原発についてわかりやすく解説している動画の書き起こしをご紹介したいと思います。 この記事は、bbt(ビジネス・ブレークスルー・757チャンネル)で 今回の東北地方太平洋沖地震に伴う福島原発の事故についてわかりやすく 大前研一氏が解説している動画を書き起こし/文字起こししたものです。 また、こちらの書き起こしは「原発まとめブログ」様のご協力を得て転載させて頂いております。 出演者(敬称略) 大前研一(おおまえけんいち) 野中美里(のなかみさと) YouTube動画 東日本巨大地震 福島原発半径20km以内の住民に避難指示(大前研一ライブ) 聞き間違い、わからなかったところ等はご容赦ください。 —挨拶– <大前・野中> こんば
アパラチコラで過ごす優雅な時間 メキシコ湾沿いの入り江に面した米フロリダ州の小さな町アパラチコラ。こじんまりした海辺のホテルに宿泊し、バーで新鮮なシーフードを味わえるほか、地ビールの醸造所もある。綿花や漁業で栄えたこの町には、グリークリバイバル(ギリシャ建築への回帰)様式の優雅な住宅が散見される。数キロの沖合に浮かぶセントジョージ島には白い砂浜が広がる。
97. 福島原発の事故 (2011/3/19-21) この文書はスパコンについて考えるために書き始めたものなので、あんまり関 係ないことを書くのは違う気がしますが、一度考えをまとめておきたいのと、 巨大プロジェクト、という意味でいろんな思うこともあるので書きます。 2011/3/11 の東北関東大震災で、福島県にある東京電力の福島第一原発が 重大な事故を起こしています。これについては色々な人が色々なことをいって いますが、原子炉の物理、核物理、放射性物質の振る舞い、人体への影響といっ た様々のところいくつもが間違っているものが多いです。どのようなことが起 こったのか、その影響は現在までどれくらいか、今後どうなるのか、といった ことをまとめてみます。 なお、3/30 くらいまでの状況については 99 に書いています。 97.1. 核分裂反応と原子炉の基礎の基礎 原子炉の中での核分裂反応はどう
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福島原発事故について事態は依然深刻な状態にあるなか、後の検証ためになるかもしれない気になる点を備忘のためにメモしておきたい。 気になるのは、福島第1原子力発電所4号機の使用済み燃料プールの水について、米国時間の16日、米原子力規制委員会(NPC)グレゴリー・ヤツコ(Gregory Jaczko)委員長が米下院エネルギー・商業委員会で、すでに無くなっていると証言したこと、日本政府による、あるとする見解が相違しているように見えることである。 ヤツコ委員長の証言はNPR「No Water In Spent Fuel Pool Of Japan Plant」(参照)からの孫引きだと次のとおりである。 "There is no water in the spent fuel pool and we believe that radiation levels are extremely high, w
これを書くと「情弱」「ヘタレ」「デマを流すな」といろいろ書かれそうだが、備忘録の意味で書いておく。 15日、妻と子を関西(妻の実家)に帰した。 23区でも割と都心寄りに住んでいるので計画停電の影響は殆どないし、 都心寄りは電車は動いているし、そんなに生活に支障はない。 にもかかわらず疎開させたのは、ひとえに「放射能対策」、それ以外に理由はない。 文系ではあるが、もともと原子力についてはいくつか本は読んでいる。(推進派・反対派いずれも) なので多少の予備知識はあるつもりなのだが、 結局「ワーストシナリオの場合でも、23区内は(乳幼児にとっても)大丈夫」という確たるクレジットが、 自分が探した範囲内で得られなかったから、疎開の理由はそれに尽きる。 恐らく、「ワーストシナリオで、23区内に放射性物質が飛来し、健康被害が生じる」確率は、 1%あるかないかだろう。 なので、通常であれば、99%の確率
米アイロボットが陸上自衛隊の要請を受けて、一般的に偵察や爆弾処理などに使われているロボット2種、510 PackBotと710 Warriorを日本に輸送中だという。IEEE Automaton と Cosmic Log が報じた。 Cosmic Log には、アイロボット社の広報の話として、これらのロボットが「どこで、いつ、どのように使われるのかは分からない」と伝えている。米国時間18日の金曜日(今日)にアイロボット社員たちとともに出発し、日本に到着したら、自衛隊関係者に対して使い方のトレーニングを実施する計画という。いずれのロボットも「9・11」(アメリカ同時多発テロ事件)の後に、「グラウンド・ゼロ」で使用された遠隔操作型のロボットだ。 IEEEの記事のほうは、これらのロボットが福島第1原発で使われる見通しだと書いている。2つのロボットでより大きいほうのWarriorは、原発の中にホー
日本政府が、米空軍無人偵察機「グローバルホーク」が撮影した福島第1原発上空の映像の提供を受けながら、公開に慎重姿勢を見せていることが関係者の証言で分かった。米軍側は「あくまで日本側の判断」とし、提供した映像の公開を承認している。 無人機が搭載する高性能のカメラは「車のナンバーが読み取れるほど鮮明」(米空軍)で、映像は原発施設の内部状況をほぼリアルタイムでとらえており、専門家の分析にも役立つ可能性が高いという。 米空軍は日本政府からの要請を受け、グアムのアンダーセン空軍基地に配備されている最新鋭のグローバルホーク(翼幅約40メートル、全長15メートル)を震災の翌12日から、被災地周辺に飛行させている。多量の放射性物質が検知されている福島第1原発上空では自衛隊機の飛行が困難なため、グローバルホークが24時間態勢で撮影。衛星通信を介して映像を米カリフォルニア州の米空軍基地に送信し、日本政府側にも
野尻美保子(高エネルギー加速器研究機構/東京大学IPMU) 久世正弘(東京工業大学理工学研究科) 前野昌弘(琉球大学理学部) 衛藤稔・石井貴昭・橋本幸士(理化学研究所仁科加速器研究センター) 翻訳の許可をオリジナル作成者よりいただいています。 素粒子原子核分野の研究者/院生の皆さん 今回の震災に起因した福島原発の事故について国民の不安が高まっています。チェルノブイリのようになってしまうと思っている人も多いです。 放射線を学び、利用し、国のお金で物理を研究させてもらっている我々が、持っている知識を周りの人々に伝えるべき時です。 アメリカのBen Monreal教授が非常に良い解説を作ってくれました。もちろん個人的な見解ですが、我々ツイッター物理クラスタの有志はこれに賛同し、このスライドの日本語訳を作りました。能力不足から至らない点もありますが、皆さん、これを利用して自分の周り(
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