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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/higaishablog (1)

  • 数学に近くなった刑法学 - 犯罪被害者の法哲学

    犯罪被害・刑罰・裁判員制度・いじめ・過労死などの問題について、法哲学(主に哲学)の視点から、考えたことを書いて参ります。 刑法とは、一般に人間臭いものだと思われている。このイメージは正しい。犯罪や刑罰というものは、極めて人間的なものである。しかしながら、刑法学の理論は、まったく人間臭くない。「犯罪とは悪いことである」という臭いがまったくしない。刑法学によれば、犯罪とは「構成要件に該当する違法・有責な行為である」と定義されて終わりである。これが功利主義のフォイエルバッハが確立した近代刑法のパラダイムであり、刑法から人間臭さを消した最初である。それは、被害者を見落とす最初の契機でもあった。 法律を理解するのは、数学の法則を理解するのと似た作業であると言われる。法律家の中には、数学や形式論理学が得意な人が多い。高度に技術化して細分化した法律の言語は、非常に数学の数式に近い。総論と各論という体系、

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