「空気を読め」という台詞が我が家で一悶着を起こした話を以前記事(適宜覚書はてな異本 - 言うんじゃなかったorz)にした。これに限らず、WWWではBlogにニュースに掲示板にと読んでおかないといけなさそうな空気があちこちに遍在している。 ところで、「この空気って奴は一体何さ?」ということに疑問を持ったことはあるだろうか?直観的な言い換えをするなら雰囲気やムード、ちょっとした読み流しのBlogネタ記事になったこともあるだろう。しかし、それ以上となると空気だけに深くつっこまないでそのまま放置されているように思われる。この本は「この空気って奴は一体何さ?」の疑問を徹底的に追求している。 著者はまずこの疑問を抱いた端緒となった事例を挙げる。山本氏は、教育雑誌の記者から「道徳教育についてどう思うか?」質問を受けた際の遣り取りの一部だ。 「ははあ、では道徳教育にご賛成ですな。いまは、大体そういった空気