読売新聞の記事によると、熱音響現象を利用した廃熱の利用方法として、廃熱を使って冷却するという技術を同志社大学の渡辺好章教授のグループが実用化されたそうです。 詳しくはリンク先を読んでいただければ分かると思うのですが、廃熱により形成された温度勾配により自励的に音波が発生、ヘリウムガスを満たした管を音波が伝わり、別の場所の多孔質素材内のガス分子を動かすことで熱交換(吸熱)するというもののようです。「熱音響冷却システム」で検索してみるといろいろと見つかりますが、けいはんなプラザのWS有限会社のページがわかりやすいです。記事によると摂氏20度から摂氏マイナス20度にまで冷却することができているとのこと。この技術が温室効果ガスの放出を少なくする一助になればいいですね。